QRコード決済のやり方は?決済の仕組み
QRコード決済がどういったものなのか、まずはその仕組みを把握しましょう。
■QRコード決済の仕組み
QRコード決済は、QRコードを利用したキャッシュレス決済のことで、「コード決済」「スマホ決済」と呼ばれることもあります。
スマホやタブレットなどの端末から、QRコードを読み込んで支払いを行うのが、QRコード決済の基本的なやり方です。なお、既存のレジ等から読み込めるよう、バーコード表示にも対応していることがあります。
初回は、QRコード決済のアプリをインストールし、アプリに決済に使う金額を入金(チャージ)しておくか、クレジットカード・銀行口座と紐付けておくことで、利用できるようになります。
QRコード決済アプリのおすすめは?人気サービスを比較してみよう
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/1319QRコードを読み取って決済するQRコード決済は、今日多くの店舗・サービスで利用されるようになりました。これからQRコード決済アプリを利用するなら、利用しているスマホのキャリアやポイント、経済圏などを基準に選ぶことがおすすめです。
■QRコード決済サービスのやり方!決済方法は大きく2種類
QRコード決済の決済方法は、QRコードをどちらが提示するかで「顧客提示型」と「店舗提示型」の2種類に分かれます。
「顧客提示型」は、顧客がQRコードを提示するやり方で、「ストアスキャン方式」とも呼ばれます。
反対に、店舗がQRコードを提示するやり方が「店舗提示型」で、こちらは「ユーザースキャン方式」とも呼ばれます。
なお店舗の立場では、「店舗提示型」であれば、店頭にQRコードを掲示するだけで、読み取り用のスマホ端末等の負担なしに、QRコード決済を導入できるメリットがあります。
■顧客提示型の決済の流れ
具体的にどういう流れで決済が行われるか説明していきます。顧客提示型のQRコード決済の方法は、一般に以下の通りです。
1.顧客側がQRコード決済アプリを立ち上げる
2.アプリ上に表示されたQRコードを店舗側に提示する
3.店舗側はスキャナーやリーダーを使ってコードを読み取れる状態にしておく
4.店舗側で利用金額を入力し、提示されたコードを読み取る
5.金額を確認し支払いを完了させる
6.顧客側のアプリ上に決済完了画面が表示される
■店舗提示型の決済の流れ
次に店舗提示型のQRコード決済の方法は、一般に以下の通りです。
1.顧客側がQRコード決済アプリを立ち上げる
2.店舗に設置されたコードをスマホ(端末)のカメラで読み取る
3.利用金額を入力して金額を店舗側に確認してもらい、支払いを完了させる
4.顧客側のアプリ上に決済完了画面が表示される
QRコードをどちらが提示するかが主な違いで、それ以外の手順の流れはおおむね同じです。
au PAYの場合の実際の画面の流れは、以下の関連記事をご参照ください。
KDDIのQRコード決済「au PAY」 の決済の流れと、加盟店さま・お客さまそれぞれの使い方と注意点についてご説明します。 au PAYのQRコード決済には、顧客提示型と店舗提示型の2種類があります。au PAYは店頭の商品・サービス以外にバーコード付きの公共料金や払込票の支払いにも使えます。 au PAYの支払いには残高が必要ですが、現金やクレジットカードによるチャージのほかに、提携サービス利用やポイント還元によってたまるPontaポイントもつかえる点は、au PAYならではの特徴です。 au PAYの導入を検討されている方は、決済の流れを把握したり、返金のオペレーションをイメージしてみましょう。
QRコード決済サービスの始め方
QRコード決済を始めたい方が最初に行うべきことは、決済アプリのダウンロードです。
決済アプリをスマホやタブレットにダウンロードしたら、初期設定を行いましょう。初期設定の際に、銀行口座またはクレジットカードを登録しておくと便利です。
ここでは例として、au PAYの利用開始手順をご紹介します。
auユーザー以外の方でも利用ができるので、ぜひ試してみてください。
■au PAYの始め方
1. アプリストアからau PAY アプリをダウンロードする
2. 必要事項等(氏名・電話番号など)を入力し、au PAYの規約に同意して登録を完了させる
3. 画面中央の「チャージ」アイコンをタップして、チャージ手段(クレジットカード・銀行など)を選択・実行する
4. 残高にチャージを行ったら任意の支払い方法(コード支払い・コード読取)で利用が可能となる
QRコードでお支払いが出来るスマホ決済サービス「au PAY」は、au以外のお客さまにもご利用いただけるようになりました。Ponta IDと統合してポイントをおトクにためよう!
QRコード決済を利用するメリット
ここではQRコード決済を利用するメリットについて解説します。
■決済ごとにポイントがたまるので現金よりおトク
QRコード決済は、お支払い金額に対して数%のポイントがたまります。
例えば、au PAYの場合、200円(税込)ごとに1Pontaポイントがたまり、たまったポイントは次回のお買い物の際にお支払い金額に充当できるので、現金よりおトクに利用できます。
さらに、サービスによっては通常より還元率の高いキャンペーンを実施している場合も。
現在開催中のau PAYのキャンペーンは以下のページにまとまっているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
au PAYに関するキャンペーンのご案内です。au PAY(コード支払い)は、全国のコンビニ、カフェなどで、スマホでお得に使えるQR決済サービスです。いろんなお店で使えるクーポンでお得にお買い物ができ、Pontaポイントも貯まります。au PAYならではのお得がたくさんあります!
au PAYでたまる「Pontaポイント」!ため方やつかい方を解説
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/33近年普及しつつあるQRコード決済。多くの「◯◯PAY」がそれぞれキャンペーンを実施していて、消費者はよりメリットの大きいQRコード決済サービスに集まります。今回は、通信大手のKDDIが運営するQRコード決済サービス「au PAY」でたまるPontaポイントの仕組みと、店舗側がau PAYを導入するメリットを紹介します。
■非接触なので衛生的
キャッシュレス決済が普及した背景には、世界中で蔓延したコロナウイルスも大きな要因となっています。
各企業が感染対策を進めていくなかで注目されたのが、QRコード決済です。
QRコード決済は、お金のやり取りやカードの挿入等の物理的な接触なしに決済できるからです。
お客さまも従業員も安心して利用できる非接触型決済という特徴の後押しもあって、QRコード決済は急速に普及しました。
■利用できる場面が増えている
QRコード決済は日常の支払いシーンだけでなく、税金や行政サービスの支払いにも利用できるようになっています。
たとえばau PAY(請求書支払い)では、自動車税や住民税などをスマホのみで支払えます。
また、ふるさと納税の寄付金支払いにも利用可能。QRコード決済は活用できる場面がどんどん増えています。
au PAYで自動車税が支払える!ポイント加算や納税証明書についても解説
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/485例年5月になると自宅に届く「自動車税の納税通知書」。最近では現金以外の手段でも、納税ができます。そのなかでもQRコード決済の「au PAY」は、自動車税の支払いでもポイントがもらえる数少ない決済手段。この記事では、au PAYを使って自動車税を納税する方法や気になる納税証明書についても解説していきます。(2023年4月28日更新)
au PAY ふるさと納税ガイド!2023年10月におこなわれた制度変更のポイントは?
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/1318年々利用が増えているふるさと納税ですが、毎年年末12月31日がその年の申込期限。地方ふるさと納税では、自治体に寄付すると税金が控除される上、食料品など返礼品がもらえたり、寄付金の使い方が指定できることが魅力です。 au PAYでもふるさと納税に対応していて、「au PAY ふるさと納税」のサイトから申し込んだり、ふるさとチョイスの支払いにau PAYがつかえたりします。 au PAYの利用額に応じてポイントが還元されるので、返礼品とポイントが両方もらえておトクです。2023年10月に実施されたふるさと納税のルール改訂も解説します。
【店舗側】QRコード決済を利用するメリット
ここでは店舗がQRコード決済を導入するメリットを見ていきましょう。
■会計にかかわる手間が軽減できる
コードを読み取るだけでスピーディーに支払いが完結するので、QRコード決済は店舗にとってはレジ待ち時間の短縮につながり、お客さまにとっては会計を待つストレスが軽減されるでしょう。
また、お釣りのやり取りなどもなくなるので、人為的ミスの予防にもつながります。
QRコードを設置するだけで利用が可能なので、店舗にとっての導入のハードルは低いといえるでしょう。
特に、クレジットカードでは必要とされるカード読取端末等の初期投資が不要な点は、QRコード決済が優位性を持つポイントです。
■キャンペーンやポイント還元が集客に役立つ
QRコード決済は、キャンペーンの規模が大きく、ポイント還元率が高いことも知られています。
事業者にとっては、キャンペーンやプロモーションで、喚起された消費の受け皿となるチャンスです。
ユーザーが多く、還元率が高い決済サービスを導入することで、集客効果が期待できるでしょう。
■店外やイベント時にもキャッシュレス決済ができる
QRコード決済はモバイル端末があれば決済できるので、店外でのイベントや出張販売、フリーマーケットなどの場面でも活躍します。
QRコードを提示するだけ、あるいはQRコードを読み取るだけで決済ができるので、どこにいてもキャッシュレス決済を利用できます。
また、現金を扱う場面が減り、つり銭の渡し間違いや現金管理の手間も省けます。
■サービスによってはクーポン配信できる
QRコード決済サービスの中には、利用者向けに店舗独自のクーポンを配信できる機能を備えているものもあります。
デジタルクーポンを通じて、QRコード決済ユーザーの集客につながり、店舗の存在を広く知ってもらえる機会創出にもなるでしょう。
たとえばau PAYでは、加盟店さま向けに「au PAY グロースパック クーポン」というサービス(有料)を提供しています。
集客やプロモーションの後押しになるので、ぜひご検討ください。
「au PAY グロースパック」とは?au PAYの加盟店向け新サービスを徹底解説
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/7132022年10月から、au PAYに新たな加盟店向け集客支援サービスが加わりました。その名も「au PAY グロースパック」。加盟店が自由にクーポンの値引き額や利用可能時間を設定し、即座に発行できる新サービスです。
店舗がQRコード決済サービスを導入する方法
店舗がQRコード決済を導入するケースも、au PAYを例に見てみましょう。
■au PAY導入の流れ
1. 店舗向けのお申し込みサイトから仮申し込みを行う
2. 必要情報等(氏名・メールアドレスなど)を入力し、仮申し込みを完了させる
3. ご登録のメールアドレスに本申し込み用のURLとパスワードが送られてくるので加盟店規約に同意の上、必要事項を入力する
4. 本申し込み完了後、審査が開始される
5. 審査通過後、導入ツールが送られてくるので加盟店用アプリ「au PAY for BIZ」をダウンロードすると各種設定・操作が可能になる
「au PAY for BIZ」とはQRコード決済に対応した店舗専用のアプリです。無料で利用できるので導入コストはかかりません。
なお、必要な書類・決済手数料についての詳細は以下のサイトを参考にしてください。
現金管理の悩みも解消!飲食フェスや催事等イベント出店にキャッシュレス決済を導入するメリット
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/1546飲食イベント、ロックフェス、物産展、雑貨やグッズの即売会など、さまざまなイベントでキャッシュレス決済に対応したお店を見かけるようになりました。 これらのお店がイベント出店にあたりキャッシュレス決済を導入した背景には、現金の盗難・紛失リスクを減らしたい、手持ちがない等の販売機会損失を避けたいなどのニーズがあったと考えられます。 この記事では、以下のようなイベント出店を計画されている事業者さまに向けて、キャッシュレス決済を使うと、イベント出店における現金決済のどういう悩みが解消されるのか、またその導入方法をご紹介します。
この記事ではau PAY導入を検討されている方に、導入の流れや各ステップで必要な書類や入力内容についてご説明し、au PAYのスムーズな導入にお役立ていただけます。お申込み内容に不備がなければ、1週間から10日程度でau PAYをご利用開始いただけます。
■QRコード決済導入にかかる費用
QRコード決済は、ほかのキャッシュレス決済と比べると、導入費用を抑えられるのが大きな特徴です。
クレジットカード決済では端末購入をはじめとした初期費用がかかりますが、QRコードの発行や読み取りに必要な機器も、スマートフォンやタブレットで代用できます。
たとえばau PAYの場合、加盟店登録料や初期費用、月額費用は不要。決済手数料は2.6%です。
「手数料が高いのでは」「機器の導入費用がかかりそう」といった不安からキャッシュレス決済に二の足を踏んでいた店舗も、QRコード決済なら気軽に導入できるかもしれません。
QRコード決済の決済手数料はどれぐらい?主要サービスの手数料をチェック
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/451QRコード決済各社の決済手数料はどのくらい?スマートフォンがあれば、QRコードを読み取ってサッと会計できる「QRコード決済」。お客さまだけではなくお店側にもメリットがあり、急速に利用率を伸ばしているキャッシュレス決済のひとつです。主要なQRコード決済サービスは導入費用はかかりませんが、決済手数料や入金手数料が有料化に向かっています。この記事では、2022年版の主要なQRコード決済サービス手数料を紹介します。
■店舗で QRコード決済を導入する際の注意点
QRコード決済の導入は簡単にできますが、始める際には以下の点に注意しましょう。
・初めてキャッシュレス決済を導入する際はスモールスタートを心がける
・サービス選びは決済手数料やユーザー数をチェック
・入金サイクルも必ず確認する
初めてキャッシュレス決済を導入する場合は特に、いきなり高価な機材を導入するのではなく、まずは1~2サービスから始めてみるのがおすすめです。
また、サービス選びの際は決済手数料の安さだけでなく、ユーザー数の多さや加盟店向けサポート体制もチェックしましょう。
さらに、現金決済とは異なりキャッシュレス決済は、すぐに手元に売上金がはいってきません。そのためキャッシュフローを必要以上に圧迫しないよう、入金サイクルが短いサービスを選ぶと安心です。
【店舗向け】キャッシュレス決済を導入するならどれがいい?選び方のポイント
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/35最近何かと耳にする「キャッシュレス決済」。年々、利用者が増えており、キャッシュレス決済できるお店も増えてきました。この記事では「キャッシュレス決済の導入を検討している方」向けに、キャッシュレス決済を導入する際のポイントをご紹介していきます。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など、種類も色々です。各種キャッシュレス決済サービスの仕組みや導入費用・決済手数料などの導入の検討にあたり比較すべき要素をご説明します。
まとめ
QRコード決済は手軽に始められ、メリットも大きいことから利用者がどんどんふえています。
「複雑そうだから…」「やり方がわからないから…」といった理由でこれまで利用を避けていた方は、本記事を参考に一度QRコード決済にふれてみましょう。
スマホに決済アプリをダウンロードして、チャージするだけでもすぐに使えます。
初期設定も数分で終わるので、ぜひ試してみてください。
店舗にQRコード決済を導入する際も、QRコードを設置するだけなので初期費用はかかりません。お客さまのコードを読み取る方式の場合も、読み取り端末は一般的なスマホやタブレットが利用できます。
はじめてキャッシュレス決済を導入するなら、QRコード決済はうってつけといえるでしょう。