ふるさと納税とは?
ふるさと納税は、2008年5月から始まった制度で、地方と大都市の格差是正を目的としていますが、寄付した自治体からの返礼品や税金控除が得られることが魅力となっています。
2022年度のふるさと納税の寄附総額は9,654億円。3年連続で過去最高を更新していて、各自治体にとっても貴重な財源になっています。
ふるさと納税の寄附先は、住んでいる場所を問わず、自分で選択できます。利用者にとってのメリットは主に2つで、返礼品と税額控除です。
税額控除では、寄附した金額のうち2,000円を引いた額が翌年の所得税および住民税から差し引かれます。
また、控除対象となる上限額は収入に応じて決まります。
たとえば、控除上限額が3万円で、3万円の寄附を行った場合、28,000円(=30,000-2,000)が翌年の税金から控除される仕組みです。
つまり、実質2,000円で豪華な返礼品を受け取れるということです。
ニュースや新聞でもたびたび取り上げられるふるさと納税ですが、2022年度の利用率は約15%。
8割以上の人はつかっていないというデータが出ており、利用していない人のほうが多数派になっています。
2023年10月から変わった!ふるさと納税制度の2つの変更点
ふるさと納税には、自治体間で魅力的な返礼品を揃える競争になりがちな側面があり、過去数回の制度改正を経て、返礼割合を3割に規制したり、それに含まれない経費が増大したことから経費を含め5割以下とするなどの規制が行われてきました。
2023年10月から行われるふるさと納税制度の変更点は主に以下の2点です。
・経費を含め5割以下とするルールの厳格化
・返礼品は地場産に限定される
具体的な内容と、寄付する側への影響について、説明していきます。
■返礼品は隠れ経費を含めて50%以下でなければならない
ふるさと納税の制度では、「自治体が寄附を募るのにつかえる経費は寄附額の5割以下とする」というルールが以前から定められています。
いわゆる「5割ルール」とよばれるものです。
しかし、実態調査をしてみたところ、実質的な経費が5割を超える自治体が多く存在することがわかりました。
「寄附金に関する受領証の発行・発送費用」「ワンストップ特例制度の事務費用」などを寄附に募るための経費に含めていない自治体が数多くあったのです。
それをうけて総務省は、「付随費用も含めた経費合計は寄附総額の5割以下に抑えなさい」ということが定めました。
■返礼品は地場産に限定される
経費にくわえて、返礼品の産地基準も厳格化されました。
これまでは原材料が自治体外の産地・製造地であっても、最終的な加工・製造がその自治体内で行われていれば、原則的に返礼品として認められていました。
たとえば、海外から輸入した牛肉をA市で熟成しただけの「熟成肉」、ほかの地域で生産されたお米をA市で製品加工しただけの「精米」などは、A市の返礼品として認められていたということです。
それが2023年10月以降は、そういった付加価値の低い返礼品は地場産として認められなくなりました。
上記2点のルール変更によって、寄附金額の値上げや返礼品の種類減などが起こる可能性があります。
ただ、ルールが厳格化されたとはいえ「実質2,000円で返礼品がもらえる」という点には変わりません。
“おトク度”はこれまでよりも劣るかもしれませんが、それでもふるさと納税は納税者にとって魅力的な制度といえるでしょう。
au PAYでふるさと納税ができる2つのサービス
実は、そんなふるさと納税は、キャッシュレス決済のau PAYを通じて寄附することが可能です。
ここでは、au PAYで支払いができる2つのサービスをご紹介します。
■au PAY ふるさと納税
KDDIとauコマース&ライフが運営する「au PAY ふるさと納税」は、寄附のお申し込みからお支払い、管理まで一括して利用できるサービスです。
「初めてふるさと納税にチャレンジする方」でもつかいやすく、寄附金のお支払いにはPontaポイントも利用可能です。
ポイント還元キャンペーンや旬な特集も頻繁に行われているので、ぜひ公式HPをチェックしてみましょう。
■ふるさとチョイス
トラストバンクが運営する「ふるさとチョイス」は、日本初のふるさと納税サイトとして2012年に開設され、ふるさと納税の大手サイトに成長したサービスです。
2022年7月から「au PAY ふるさと納税」と「ふるさとチョイス」が連携を進めており、ふるさとチョイスでは「au PAY」や 「auかんたん決済」などの決済手段が利用可能です。
Pontaポイントを活用!「au PAY ふるさと納税」のご紹介
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/710日本各地の特産品を楽しめ税金面で優遇される「ふるさと納税」。たまったPontaポイントやauかんたん決済でお支払いできる「au PAY ふるさと納税」を活用すると、おトクに返礼品をゲットできます。「au PAY ふるさと納税」の特徴やメリット、人気の返礼品についてご紹介します。
au PAY ふるさと納税の特徴
ここでは、au PAY ふるさと納税の特徴とメリットをご紹介します。
au PAY ふるさと納税では寄附できる自治体として、全国にある市区町村の8割以上となる1,500以上の自治体をカバーしています。
返礼品も46万点に上り、膨大な品数の中から好みの返礼品を探せます。
au PAY ふるさと納税なら、あなたの欲しい返礼品がきっと見つかるでしょう。
【人気の返礼品】
・ホタテ
・ベニズワイガニ
・いくら
・うなぎ
・和牛
・お米
・シャインマスカット
・もつ鍋
・ビール
・焼酎 など
■寄附金額の1%相当のPontaポイント(au PAY マーケット限定)がたまる
au PAY ふるさと納税では、Pontaポイントをつかう・ためるが可能です。
寄附に対しては、寄附金額の1%分のPontaポイント(au PAY マーケット限定)がたまり、たとえば2万円を寄附する場合は200Pontaポイント(au PAY マーケット限定)が加算されます。
※ポイントには有効期限があります。
ポイントがたまるふるさと納税サイトは多いですが、「たまったポイントがそのサイト内でしかつかえない」というケースが少なくありません。
その点、Pontaポイント(au PAY マーケット限定)は、au PAY ふるさと納税以外にも、ショッピングサイト「au PAY マーケット」、スポーツくじが買える「au PAY toto」などでたまったポイントを有効活用できます。
■auサービスを利用していると登録がラク
au PAY ふるさと納税では、au PAY マーケット会員情報を引き継げるので、新たに寄附者としての情報を登録する必要はありません。
au PAY ふるさと納税の方法や流れ
ここでは、au PAY ふるさと納税の利用手順を紹介します。
欲しい返礼品さえ決まってしまえば、あとはネットショッピングでの注文方法とおおよそ同じなので、ぜひ手順にそってふるさと納税をやってみましょう。
【利用方法】
〈ステップ1〉 自治体・返礼品の選択
まずはご希望の自治体、お好みの返礼品を探してください。
ふるさと納税を始めるなら「au PAYふるさと納税」。おすすめ、地域別など充実の返礼品から選べます。
〈ステップ2〉 寄附を申し込む
返礼品の内容を確認し、カートに入れたのち、必要情報を入力しましょう。
〈ステップ3〉 寄附金を支払う
au PAY 残高、auかんたん決済、クレジットカード決済など、支払い方法を選択して寄附を完了させてください。
〈ステップ3〉 返礼品を受け取る
申し込みが完了すると、設定した配送先に返礼品が送られてきます。
※自治体や返礼品によっては、申し込みから受け取りまでに1週間~数ヶ月かかることがあります。
〈ステップ4〉 領収書を受け取る
寄附した自治体から返礼品とは別に「寄附金受領証明書」が送られてきます。寄附金受領証明書がないと、税金の控除手続きができないので大切に保管してください。
※送付時期は自治体によって異なります。
〈ステップ5〉 税金控除の手続きを行う
控除手続きにはワンストップ特例制度を利用するか、確定申告を行うかの2種類の方法が選べます。 手続き方法の詳細については、下記のリンクを参考にしてください。
au PAY ふるさと納税関連のキャンペーン
au PAYでは、ふるさと納税関連のキャンペーンも行っています。その一例をご紹介します。
■初めての寄附キャンペーン
期間:2023年8月14日~2023年12月31日
対象:期間中にエントリーかつau PAYふるさと納税で初めて寄附した方
内容:最大10%ポイント還元
※1回目の寄附のみ。2回目以降はポイント還元の対象外
※加算上限ポイント数は2,000Pontaポイント(au PAY マーケット限定)
■寄附するなら今!冬の大感謝祭
期間:2023年11月1日~2023年12月31日
対象:期間中エントリー、au PAY カードの利用など
内容:最大9%ポイント還元
特典①auスマートパスプレミアム会員なら+3%還元
特典②au PAY カード決済で+4%還元
特典③au PAY マーケットのお買い物で+2%還元
※加算上限ポイント数は2,000Pontaポイント(au PAY マーケット限定)
還元上限・条件など、くわしくは公式サイトをご確認ください。
au PAY、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」でのお支払いでPontaポイントを最大5%還元(2023年11月15日~2023年12月31日)
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/12722023年11月15日から12月31日の間、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」でにてau PAY(ネット支払い)で合計10,000円以上お支払いいただくと、Pontaポイントを最大5%還元(上限あり)するキャンペーンを開催します。
寄附を行う前には必ず公式HPをチェックして、利用できるキャンペーンがないかを確認しましょう。
まとめ
ふるさと納税の人気は年を追うごとに高まっており、年間の総寄附金額は1兆円にも上る勢いです。
ルールが厳格になったことで返礼品の見直しが行われているものの、私たち市民にとって「ふるさと納税=おトク」ということに変わりません。
ふるさと納税の申し込み締め切りは、毎年12月31日23時59分までです。
それまでに寄附を完了させれば翌年の所得税・住民税が控除されるため、「ふるさと納税をやったことがない」という方はぜひ今年からチャレンジしてみましょう。