米価格高騰の影響
2025年には5kgで4,000円を超えるなど高騰している米価格。政府は備蓄米の放出拡大など緊急対策を実施していますが、その効果については今後の推移を見守る必要がありそうです。

■各種報道で見る米価格の推移
2024年夏から始まった米価格の高騰は「令和の米騒動」として大きく報道され、2025年7月現在も収束の兆しが見えていません。
時事通信では全国のスーパーの販売データを基に、最新の「お米の平均価格」を掲載しています。5kgあたりの平均価格は2024年初には2,000円前後でしたが、2024年9月には3,000円を突破、2025年3月には4,000円を突破し1年余りで倍近い高騰を見せています。
■米価格の高騰が家計に与える影響
日本人は今どのくらいお米を食べているのでしょうか。米穀安定供給確保支援機構では毎年「米の消費動向調査結果」を出していますが、直近2024年度の1人1か月当たり精米消費量は、約4.7kgとなっています。これは中・外食含んだ数字ですので、家庭内消費量は約3.2kgです。
したがって、たとえば夫婦と食べ盛りのお子さんが一人いる3人家庭を想定すると、9.6kgと毎月10kg弱のお米が必要な計算になります。
お米の5kgあたり平均価格が2,000円から4,000円にあがったことで、金額ベースでは年間4.8万円と、小さくないインパクトを家計に与えていることがわかります。
■米価格高騰の原因と政府の対策
米価格高騰の背景には、いくつかの要因があるとされています。
・コロナウイルス流行後の需要回復
・米の不作
・南海トラフ地震報道による買いだめ
・転売屋等による買い占め
・円安等による生産コストの上昇
こうした状況を受けて、政府も備蓄米の放出を急ぐなど、対策に乗り出しています。備蓄米とは、国民の主食である米について、不作等の事態に備えて政府が保管しているものです。この備蓄米で市場の供給量を増やし、価格の安定化を図ろうという狙いです。
また、2025年産の主食用米の作付け意向調査(2025年6月末時点)によれば、過去5年で最大の生産面積になることがわかっています。最終的な豊作/不作はこれからですが、増産によって米の供給量が増えることが期待されます。
こうした対策によって、米価格の高騰は2025年6月をピークに下落傾向にありますが、それでも時事通信「お米の平均価格」の7月10日時点で4,160円と、4,000円台で高止まりした状況が続いています。
消費者としても、米の入手を工夫する必要がありそうです。
知ってた?適切なお米の保存方法

米価格高騰を受けて、お米を買いだめしようと考える方もいるかもしれません。しかし、トイレットペーパーのような備蓄は、お米の場合おすすめできません。
実は精米後のお米は、野菜や肉と同じように鮮度が落ちていく食品です。
お米は収穫後、玄米の状態で低温倉庫で保管されますが、精米した瞬間から酸化が始まります。保存期間の目安は夏場で約1ヶ月、冬場でも2ヶ月程度。それ以上保管すると、お米本来の甘みや粘りが失われ「古米臭」が発生することも。
さらに怖いのが虫の発生。コクゾウムシやチャタテムシなど、複数の害虫が知られています。長期保存すると、気づいたときには大量発生している可能性があります。
これらの対策として密閉性が高い容器に入れたり、冷蔵庫に入れる方法もありますが、大量のお米を冷蔵庫に保管するのは現実的ではありません。
では、どうすればいいのでしょうか。答えはシンプルで「必要な分だけ、こまめに購入する」こと。5〜10kg程度を購入し、密閉容器で冷暗所に保管。これなら常に新鮮で美味しいお米が食べられます。
お米の返礼品!ふるさと納税という選択肢
米価格が高騰する中、注目を集めているのが「ふるさと納税」を活用したお米の調達です。ふるさと納税であれば、ある程度在庫が保証され定期便のように使う分だけ都度送られてくる仕組みも用意されています。

■ふるさと納税のメリット
1.実質2,000円の自己負担で返礼品がもらえる
ふるさと納税の魅力は、寄附金額のうち2,000円を超える部分について、翌年の所得税・住民税から還付・控除を受けることができ、返礼品として地域の特産品などがもらえる点です。
たとえば、30,000円の寄附で15kgのお米が返礼品として届く場合、実質2,000円でお米を手に入れられます。

2023年のふるさと納税寄附総額が1兆円を突破し、過去最高を更新。2025年10月からはふるさと納税ポータルサイトからのポイント付与禁止も実施されます。申込期限が近い年末は多くの方がふるさと納税を利用する時期ですが、 <strong>今年2024年は年末にポイント還元が受けられる最後の年です!</strong> この記事では、ふるさと納税の仕組みや最新動向、上手な活用法を解説。あなたに合った返礼品の選び方や、制度変更の影響についてもくわしく紹介します。
2.各地の特産品から選択可能
ふるさと納税では、返礼品は制度上「地場産」を使うことが決められています。そのため、新潟県産コシヒカリ、秋田県産あきたこまち、山形県産つや姫など、日本各地の有名ブランド米から選ぶこともできます。
3.年間計画で家計管理しやすい
ふるさと納税の控除上限額は年収や家族構成によって決まっているため、年初に計画を立てやすいのも特徴です。
たとえば、控除上限額が10万円の方なら、年4回に分けて2.5万円ずつ寄附し、3ヶ月ごとに新鮮なお米を受け取るといった計画も可能です。
au PAY ふるさと納税の特徴
ふるさと納税サイトにも色々ありますが、全国の自治体に対応していて、Pontaポイントがたまる・つかえる「au PAY ふるさと納税」はご存知でしょうか。au PAYの名前がつくようにKDDIグループが運営しているサービスです。
■Pontaポイントがたまる・つかえる
au PAY ふるさと納税の大きな特徴は、Pontaポイントとの連携です。
•au PAY利用などでたまったPontaポイントを寄附につかえる
•寄附金額に応じてPontaポイント(au PAY マーケット限定を含む)がたまる
日常的にPontaポイントをためている方にとって、相性の良いサービスといえるでしょう。
■人気のお米返礼品
au PAY ふるさと納税では、寄附できる自治体数が全国1,600以上、返礼品は70万種類以上から選べます(2025年7月時点)。お米の返礼品も、定期便から大容量タイプまで豊富にラインナップされています。
定期便タイプであれば、数回に分けてお米が配送されるので、返礼品によっては年12回配送でご家庭の年間のお米の消費量すべてを賄うことも可能です。
なお、ふるさと納税は毎年締め切りの年末に話題が盛り上がりますが、実は年間通していつ申し込んでもOK。人気の返礼品は品切れになることもあるため、今のうちに返礼品をチェックしておきましょう。
お米の返礼品一覧は、au PAY ふるさと納税の米カテゴリページからご確認いただけます。
まとめ
主食である米価格の高騰は、私たちの食生活に直接的な影響を与える重要な問題です。政府の対策により価格安定化が期待される一方で、現時点では各家庭での工夫が求められています。
ふるさと納税はその工夫の一つで、実質的な負担を抑えながら返礼品としてお米をもらえます。
au PAY ふるさと納税には、お米をはじめ多くの返礼品が掲載され、Pontaポイントをためたりつかったりできます。米価格高騰への対策として、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。