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複数のQRコード決済サービスをまとめて導入する方法

複数のQRコード決済サービスをまとめて導入する方法

スマートフォンでQRコードを読み取るだけで決済ができる「QRコード決済」。色々なサービスが普及する一方で、導入を検討しているお店の担当者様は、どれを導入すべきか悩まれることもあるでしょう。そんなときは、複数のQRコード決済をまとめて導入できる「マルチ決済サービス」という方法があります。一つの端末で複数の決済方法に対応し、契約も一つにまとめられて便利です。

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⏳この記事は約2~3分で読めます。


QRコード決済導入の際にチェックしたい5つのポイント

お店に導入するQRコード決済サービスを選ぶ際、最初に確認しておきたいポイントがいくつかあります。

ここではそのなかでも特に重要な5つのポイントを解説します。
・費用
・ユーザー数
・還元率やキャンペーンの種類
・サポート体制やセキュリティ
・入金サイクル

費用

キャッシュレス決済の導入には、主に以下のような費用がかかります。

キャッシュレス決済導入にかかる費用
・読み取り端末費用
・決済手数料
・振込手数料
・インターネット料金

例えばキャッシュカード決済を導入する場合、読み取り端末の整備に数万円かかることがあります。

一方QRコード決済サービスでは、導入費用は無料に設定されていることがほとんどです。そのため、QRコード決済は、導入のハードルが比較的低いといえるでしょう。

決済の都度かかる決済手数料は、サービスによっても異なりますが2%〜3%台が相場です。

また、振込手数料も同様で「すべての金融機関で無料」「特定の金融機関口座の場合のみ有料」「早期振込サービスは有料」など、導入する決済サービス事業者によって対応は異なります。

なお、QRコード決済に限らず、キャッシュレス決済をお店で利用するには原則インターネットが必要で、その費用はお店側の負担となります。

ユーザー数

QRコード決済の利用率はすでに電子マネーを超え、私たちの日常生活に欠かせないものになりつつあります。

PayPayやau PAYなど、大手QR決済サービスはいずれも数千万のユーザー数を抱えています。導入サービスを選ぶ際には、ユーザーの多さもチェックしましょう。

また、付随する経済圏も重要です。例えば、au PAYではPontaポイントを採用しており、au PAYとあわせると会員基盤は1億超(2024年1月時点)に達します。

多くのユーザーを抱えるサービスを導入することで、ビジネスチャンスもそのぶん広がります。キャッシュレス決済選びでは、ユーザー基盤も確認しておくといいでしょう。

還元率やキャンペーンの種類

QRコード決済は、クレジットカードや電子マネーとは違い、還元率の高いキャンペーンが数多く実施されるのも特徴です。それらの還元サービスは、ユーザーにとってはおトクにお買い物や食事が楽しめるメリットがあります。

そして、お店にとってもキャンペーンが豊富なサービスにはよりユーザーが集まり、また集客も期待できます。

豊富なキャンペーンを実施するには経営体力が必要で、PayPayならソフトバンク、au PAYならKDDIと通信大手が運営しているので安心です。

サポート体制やセキュリティ

キャッシュレス決済サービスが多様化すると同時に、それに関連した詐欺や不正利用の手口も複雑化しています。

過度に心配する必要はありませんが、キャッシュレス決済サービスを選ぶ際には、サポート体制やセキュリティの面にも気を配りましょう。

決済事業者のなかには、24時間365日のカスタマーサポートを提供しているところもあります。そのようなサービスであれば、技術的問題や決済エラーが生じた際にもすぐに相談できます。

入金サイクル

キャッシュレス決済では、「売上と入金のタイムラグ」が生じます。キャッシュフローに大きく影響を与えるため、入金サイクルの自由度もキャッシュレス決済サービス選びの重要なファクターといえるでしょう。

入金サイクルはサービスによって異なり、即時入金から翌月末払いのところまでさまざまです。

日々の運転資金が重要な小規模店舗では、早期入金サービスが可能なところを選ぶといいでしょう。通常入金とは別に、申し込みを行うことで数日中に売上金が入金されます。

複数のQRコード決済をまとめて導入するメリット・デメリット

お店の顧客満足度を高めるために、複数のQRコード決済サービスに対応するにはどうしたらよいでしょうか。

現在、複数のQRコード決済サービスを導入する方法は大きく2つ。サービスごとに申し込みを行う方法と、決済代行会社を通じて複数のサービスをまとめて導入する方法です。

 メリットデメリット
サービスごとに申し込む・決済手数料を節約できる
・決済端末を用意しなくても導入できる
・決済事業者ごとに申し込みを行わないといけないため手間がかかる
決済代行会社を利用する・複数のキャッシュレス決済サービスを同時に導入できる
・契約を一つにまとめられるためオペレーションもシンプルになる
・決済手数料が余計にかかる可能性がある
・決済端末費用がかかる場合がある

複数のQRコード決済をまとめて導入するメリット

複数のQRコード決済サービスを、それぞれ個別に申し込むのは手間も時間もかかります。そんなときは、複数のQRコード決済をまとめて導入できる「マルチ決済サービス」がおすすめです。

マルチ決済サービスを利用すれば、QRコード決済サービスだけでなく、クレジットカードや電子マネーにも対応できます。

お店は契約を一つにまとめられる上、一つの端末で複数の決済サービスに対応できオペレーションもシンプルになります。

複数のQRコード決済をまとめて導入することのデメリット

複数のQRコード決済をまとめて導入する方法は、手間もかからずとても便利です。しかし一方で、デメリットも存在します。そのひとつが「手数料が余計にかかる」という点です。

例えば、「A社」が提供するQRコード決済サービス「A pay」では、決済手数料率が2%に設定されているとしましょう。このときA社と直接契約をすれば、お店でA payの決済が行われても決済手数料は2%のみしかかかりません。

一方、マルチ決済サービスでは、一般的に決済手数料率が個別契約よりも高めに設定されています。マルチ決済サービスの料率が3%である場合、A payによる決済でも決済手数料3%がかかります。

個別契約をすれば低率で済んだものが、余計に決済手数料がかかってしまうということです。

また、QRコード決済をまとめて導入するには決済端末が必要になるため、導入費用が高くなる傾向にあります。

導入費用は各社異なりますが、数万円することもあり、初めてのキャッシュレス決済導入でどのくらいの集客に成功するか不明ななか、初期費用がかかるのはリスクがあるという考え方もあるでしょう。

複数の決済手段をまとめて導入できる!おすすめのマルチ決済サービス

続いては、おすすめのマルチ決済サービスをご紹介していきます。サービスによって、導入できるキャッシュレス決済手段、決済手数料、キャンペーン内容などが異なります。

「どのキャッシュレス決済サービスを導入したいか」「導入費用、決済手数料にどれくらい投資できそうか」など自分なりの判断基準をもって、お店にあったものを選ぶようにしましょう。

Airペイ QR(エアペイ)

「Airペイ QR」は、リクルートが運営するQRマルチ決済サービスです。「au PAY」や「PayPay」を始めとするQRコード決済サービスに対応しています。

さらに、インバウンド向けのQRコード決済「Alipay」や「WeChat Pay」にも対応。海外では日本よりもキャッシュレス決済比率が高いので、将来的に訪日外国人観光客の集客をしたいというお店におすすめです。

Air ペイの利用には、iPadまたはiPhoneが必要です。

・初期費用:無料
・月額費用:無料
・決済手数料:QRコード決済は一律3.24%(税込)
・対応しているQRコード決済サービス:au PAY/ d払い/ PayPay/楽天ペイ 他
・入金サイクル:月末締めの翌月末(※最終営業日)払い

Cloud Pay(クラウドペイ)

「Cloud Pay」は、2019年にサービス提供開始したサービスです。

QRコード決済では「au PAY」「d払い」「LINE Pay」などに対応。新たに機械などを導入する必要は一切なく、すでにつかっているスマホにアプリをダウンロードするだけで利用できます。

導入費用がかからないので、マルチ決済サービスのなかでは始めやすい選択肢のひとつです。決済手数料はユーザーが使用するQRコード決済サービスの種類に関わらず、一律3.24%(税込)です。

・初期費用:無料
・月額費用:無料
・決済手数料:3.24%(税込)
・対応しているQRコード決済サービス:au PAY/ d払い/ LINE Pay 他
・入金サイクル:月2回

STORES(ストアーズ)

「STORES」は、実店舗だけでなくネットショップでも導入できるマルチ決済サービスです。

クレジットカード決済や、SuicaやPASMOなどの交通系電子マネーに対応しています。QRコード決済に関してはWeChat Payのみ使用可能で、au PAYやPayPayなど国内QRコード決済サービスには対応していません。

利用を開始するには、STORES専用端末が必要です。通常19,800円(税込)かかりますが、端末が無料になるキャンペーンを実施していることもあります。申し込みから最短3営業日で利用を開始できる点も魅力的です。

・初期費用:19,800円(決済端末代。キャンペーン適用で無料)
・月額費用:無料
・決済手数料:電子マネーでは1.98%(税込)、それ以外は3.24%(税込)。
・対応しているQRコード決済サービス:WeChat Pay
・入金サイクル:月1回

Square ターミナル(スクエアターミナル)

「Square ターミナル」は、タッチスクリーンとレシートプリンターがひとつになったコードレスの決済端末です。

SuicaやPASMOなどの交通系電子マネーや、「iD」「QUICPay」「Apple Pay」などのスマホ決済と「PayPay」に対応しています。

Square ターミナルでは、初期費用に端末代39,980円(税込)がかかります。ただ、この端末1台でクレジットカード、デビットカード、電子マネーなどのキャッシュレス決済手段に対応でき、さらにレシート発行もできる優れものです。

クレジットカードの決済端末とレシートプリンターを別々に購入すると10万円以上かかることもあるので、それらよりは安価に購入でき、なおかつコードレスなのでレジ周りもすっきりと整えられます。

なお、決済手数料はiDのみ3.75%(税込)で、それ以外のサービスは3.25%(税込)に設定されています。

・初期費用:39,980円
・月額費用:無料
・決済手数料:iDは3.75%(税込)、それ以外では3.25%(税込)
・対応しているQRコード決済サービス:PayPay
・入金サイクル:最短翌営業日もしくは毎週金曜日(金融機関によって異なる)

J-MupsⅡPocket(ジェイマップスⅡポケット)VEGA3000

「J-MupsⅡPocket」は、クレジットカード会社が主体となって設立された「株式会社JMS」が運営しているマルチ決済サービス。

コードレスなので持ち運びが自由で、SuicaやPASMOなど幅広い決済サービスに対応しています。ただ、QRコード決済サービスには対応していません。

モバイル端末費用は無料で、決済手数料は株式会社JMSに直接お問合せください。

・初期費用:無料
・月額費用:無料
・決済手数料:要問合せ
・対応しているQRコード決済サービス:非対応

マルチ決済サービスを導入する際の注意点

マルチ決済サービスを導入する際には、顧客ニーズやオペレーションなどを事前に検討することが大切です。

「導入してみたものの、あまり利用されず費用だけがかかってしまった…」というケースは、珍しい話ではありません。客層や業態に適したサービスを導入することが重要で、競合店舗を参考にするのもよいでしょう。

また、すでにクレジットカード決済がつかえるお店の場合は、個別契約で利用可能なサービスを広げていく方法もあります。

QRコード決済の個別契約は導入費用をかけずに行えるため、現状のオペレーションを維持したまま顧客利便性アップの取り組みを進められます。

マルチ決済サービスのなかには最低利用期間を設けているところもあるため、途中解約やキャンセル時のペナルティもチェックしておきましょう。

キャッシュレス対応はじめの一歩は「au PAY」がおすすめ

マルチ決済サービスは、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済を同時に導入できて便利です。複数の決済手段が使えると、お客様にとっては利便性向上につながります。

その一方で、マルチ決済サービスの場合、端末を用意したり、各決済サービスと個別に契約するより決済手数料が上乗せさせれる場合があります。

もし単独でキャッシュレス決済を導入する場合、au PAYがおすすめです。au PAYなら、専用端末が不要で、初期費用0円で導入可能です。

すでにお店にあるスマホなどの端末にアプリをダウンロードするだけで利用できるので、リスクなく始められるでしょう。

au PAYはユーザー数3,330万人以上(2023年10月時点)を誇り、その数は現在も増えています。au PAYをまずは導入してみて、その後他のキャッシュレス決済サービスを検討してみてはいかがでしょうか。

キャッシュレス決済導入に関するFAQ

複数のQRコード決済をまとめて導入するにはどうすればいいですか?

「マルチ決済サービス」を利用すると、複数のQRコード決済を同時に導入できます。また、サービスごとに個別で導入することも可能です。

どのような店舗がQRコード決済の導入に適していますか?

飲食店、小売店、美容院など、さまざまな業種の店舗で導入実績があります。一般的には、少額決済の現場でよく使われています。

QRコード決済を導入する際の審査はありますか?

QRコード決済に限らず、多くのキャッシュレス決済サービスでは加入時審査があります。審査は一般的には数日から数週間で完了し、申請後最短1週間で利用開始が可能なサービスもあります。

キャッシュレス決済の導入にあたり、スマートフォン以外に必要な機器はありますか?

クレジットカード決済やタッチ決済、マルチ決済サービスでは、専用の決済端末が必要です。QRコード決済では、スマートフォンやタブレットがあれば導入できます。

QRコード決済の決済手数料はどの程度ですか?

決済事業者ごとに異なりますが、一般的に決済手数料は2%~3%台です。

QRコード決済を導入することで売上にどのような影響がありますか?

利便性向上による顧客満足度の向上や、競合店が導入している場合、対抗上必要などのパターンが考えられます。また、独自の販促が難しい中小店舗であっても、決済側のキャンペーンによって集客・販促につながります。

まとめ

QRコード決済サービスにはさまざまな種類があり、お客様の利便性向上のためにも、できるだけ多くのキャッシュレス決済に対応したいものです。複数の決済サービスをまとめて導入すれば、それだけ新規顧客の獲得や売上アップが期待できるでしょう。

一方で、キャッシュレス決済に伴う各種手数料は数%とはいえ、お店の利益に影響を及ぼします。キャッシュレス決済を検討する際は、導入費用や決済手数料、月額費用などをしっかりと確認しておきましょう。

なお、「au PAY」は、初期費用・入金手数料すべて無料で導入ができます。ぜひこの機会にau PAYの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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集客力アップが期待できるキャッシュレス決済なら「au PAY」

KDDIが提供するau PAYは、導入費用・入金手数料がすべて無料。導入コストゼロで始められるだけでなく、約3,574万人(2024年10月時点)の会員数を保有し、専用アプリの店舗検索にもお店が表示されるので集客力アップも期待できます。

※コード決済手数料は2.6%です。 決済合計額に、決済手数料率を乗じて計算された手数料の金額に、消費税10%を加算した額をお支払いいただきます。

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