【まず確認】自動車税の払い忘れに気づいたらすぐ行動!支払い方法と確認手順

自動車税の納付期限は、全国ほとんどの地域で毎年5月31日と定められています。
例年5月上旬ごろに納税通知書が各ご家庭に届きますが、「後でやろう」と置いているうちに期限を過ぎてしまうことがあります。
ただ、納付期限を過ぎてしまっても、自動車税を納める方法はあります。
■自動車税の払い忘れに気づいた時点ですぐに取るべき行動
自動車税の払い忘れに気づいたときに重要なのは「すぐに行動すること」です。
放置するほど延滞金が増え、さらには督促状が来て最終的には差し押さえといった厳しい措置へと進んでいくからです。
期限を逃してしまったことに気づいたら、一刻も早く自動車税の納付手続きを行いましょう。
納付期限が切れていても、取扱期限内であれば納付書を使って支払える場合があります。
支払い方法は自治体によって異なるため、お手元の納付書(督促状)や自治体のサイトに掲載されている情報を確認しましょう。
■納付状況の確認方法
納付状況を確認したい場合は、各都道府県の税事務所(普通車)もしくは市区町村の税務課(軽自動車)に問い合わせます。
その際、所有車のナンバーを伝えられるように準備しておくとやり取りがスムーズです。
自治体によってはWebサイトからも確認できます。延滞金の計算などもできるので、正確な支払い金額を把握するのに役立ちます。
自動車税の滞納で発生する4つのリスク・ペナルティ
自動車税を滞納した場合、次に紹介するようなペナルティが発生します。

■延滞金が発生する(計算方法・シミュレーション付き)
支払い期限を過ぎると延滞金が発生します。
延滞金は滞納した税額に基づいて日々加算されていくため、1日でも早く納めるようにしましょう。
《延滞金の加算率と計算式》(2025年4月時点)
①期限の翌日から1か月間・・・加算率2.4%
延滞金額=納税額×延滞日数×2.4÷365日
②期限の翌日から2か月目以降・・・加算率8.7%
延滞金額=納税額×延滞日数×8.7÷365日
※延滞日数は納期限の翌日から納付した日までの日数
※100円未満の端数は切り捨て
では、排気量1,300ccの車を半年間(180日)滞納した場合のシミュレーションを行ってみましょう。
2019年10月以降に購入した排気量1,300ccの車の自動車税は3万500円。これを上記計算式に当てはめます。
①30,500円×30日×2.4%÷365日=約50円
②30,500円×150日×8.7%÷365日=約1,090円
①と②を合わせると1,140円。100円未満の端数は切り捨てとなるので延滞金は1,100円という計算結果になります。
なお、延滞金が1,000円を下回っている場合は、延滞金の支払い義務は発生しません。そのため、払い忘れに気づいたらすぐに対応するようにしましょう。
■車検が受けられなくなる!納税証明書が必要
自動車税が未納だと、納税証明書が発行されないというデメリットもあります。納税証明書がないと車検が受けられなくなるので注意が必要です。
もし、車検が切れた状態の車を公道で運転すると道路交通法違反となり、免許停止処分さらには6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が科されます。
■督促状・催告書が送付される
自動車税が未払の場合、納付期限から20日前後で督促状が届きますが、それでも支払わずにいると警告の意味を込めた催告書が送られてきます。
書面には「何月何日までに納付すること」「納付しないと差し押さえの可能性があること」が明記されています。
■最終的には財産差し押さえの可能性も
催告書を無視していると、ついには差し押さえ予告通知書が届きます。
財産差し押さえの最終予告といえるものなので、早急に納付手続きを行いましょう。
法律上は、督促状が届いてから10日経過した時点で差し押さえの対象となります。
【重要】期限切れ後の自動車税の支払い場所と方法

自動車税の納付期限が過ぎてしまった場合、支払い場所や支払い方法が変わるので注意が必要です。
期限を超過した分の延滞金が発生しているので、コンビニ払いやキャッシュレス納付が利用できません。
その場合、指定の金融機関か税事務所の窓口で支払うことになります。
■納付書(督促状)が手元にある場合の支払い先
督促状には納付書が同封されているので、有効期限内であれば納付書を使って支払えます。
【主な支払い場所】
・銀行や郵便局の窓口
・都道府県税事務所の窓口(自動車税)
・市区町村税務課の窓口(軽自動車税)
■納付書(督促状)を紛失した場合・届かない場合の対処法
納付書が紛失した場合、あるいは何らかの理由で手元に届いていない場合には、再発行依頼する必要があります。都道府県の税事務所、市区町村の税務課で手続きを行ってください。
また、やむを得ない事情で納税が難しい場合は、分割払いが認められることがあります。早めに相談すると良いでしょう。
払い忘れ防止におすすめの自動車税納付方法3選

支払い忘れをなくしたいという方には次の方法がおすすめ。
近年では税金の支払い方法も多様化し、現金を用いない便利でおトクな決済手段が主流となってきています。
■ au PAYでの自動車税納付が便利でおトク
au PAYでは自動車税を含む各種税金の支払いに対応しています。支払い方法はau PAY アプリ内で「請求書支払い」を選択し、納付書に記載されているコードをカメラで読み取るだけ。
窓口の営業時間などを気にせず納付できるので、思い立ったそのタイミングで税金の支払いを済ませられる点がメリットです。
また、ポイントがたまるおトクなキャンペーンも定期的に行われているので、上手く活用すれば支払いの負担を減らせるでしょう。

au PAYで自動車税が支払える!ポイント加算や納税証明書についても解説
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/485#outline24例年5月になると自宅に届く「自動車税の納税通知書」。最近では現金以外の手段でも、納税ができます。そのなかでもQRコード決済の「au PAY」は、自動車税の支払いでもポイントがもらえる数少ない決済手段。この記事では、au PAYを使って自動車税を納税する方法や気になる納税証明書についても解説していきます。(2023年4月28日更新)
■クレジットカード払いも可能!ただし手数料に注意
2023年4月よりeL-QR(地方税統一QRコード)が導入されたことで、ほぼすべての自治体でクレジットカードでも自動車税を支払えるようになりました。
クレジットカード払いの場合は「地方税お支払サイト」を利用します。
24時間いつでも支払える点が魅力ですが、クレジットカード納付の場合には納付金額に応じた手数料がかかってしまうので注意が必要です。
■口座振替(自動引き落とし)なら自動で支払える
口座振替なら自動的に口座から引き落としされるため、納付を忘れてしまう心配がありません。
ただし、口座残高が不足していると引き落としされないので、引き落とし日の前に残高を確認しておく必要があります。

【2025年版】自動車税の支払い方法!納付期限やお得な支払い方法まで徹底解説
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/4111今年も自動車税の支払い時期が近づいてきました。気になる納付方法や期限、より手軽に支払う方法をご存知でしょうか。この記事では、自動車税の納付期限や各支払い方法のメリット・デメリット、さらに手数料なしでポイントが貯まるお得な支払い方法まで徹底解説します。納付書紛失時の対応方法も紹介しているので、自動車税の支払いをスムーズに済ませましょう。
自動車税の払い忘れに関するよくある質問(FAQ)
最後に、自動車税の払い忘れに関するよくある疑問をご紹介します。
■軽自動車税を払い忘れた場合の対処法は?
自動車税は普通車と軽自動車によって扱いが異なります。軽自動車税を払い忘れた場合は、市区町村役場の税務課窓口で納付手続きを行ってください。
■納税通知書が届かない場合はどうすればいい?
納税通知書が届かない理由には次のようなケースが考えられます。
・引越しの住所変更手続きができていない
・所有車の名義変更手続きができていない
・車検証の期限が切れている
・郵便側のミス など
いずれにしても支払いの期限は決まっているので、速やかに都道府県税事務所(自動車税)もしくは市区町村役場の税務課(軽自動車税)に問い合わせましょう。
■自動車税を滞納したまま車を売却・廃車にできる?
自動車税を滞納した車は原則売却することはできません。なぜなら、自動車の売却に納税証明書が必要だからです。
納税証明書は自動車税を支払ってから発行されるため、未納の状態では納税証明書がない車を売ることはできません。
ただし、滞納が1年以内であれば廃車にできるケースがあります。
■支払いが困難な場合の対応策は?
どうしても支払いが困難な場合でも、一度管轄の窓口にご相談ください。自動車税には猶予制度が設けられており、事情を話せば分割払いが認められることがあります。
■自動車税を払わないと信用情報(ブラックリスト)に影響する?
自動車税にはブラックリストは存在しません。よって滞納しても信用情報に影響はありませんが、納税証明書に未納税と記載されるため、審査に影響を及ぼす可能性はあります。
■動車税の滞納に時効はある?
自動車税の時効は5年です。その間に法的な手続きが行われていなければ時効成立となります。
しかし実際には、税務当局が定期的に督促を行うため時効成立は極めてまれなケースです。
放置するのではなく、早期納付や分割納付の相談をするようにしましょう。
自動車税の払い忘れに気づいたら即対応を!便利な支払い方法も活用しよう
自動車税の支払いを忘れたまま放置していると、延滞金が膨れ上がり最終的には財産差し押さえにつながる大きなリスクが伴います。
気づいた時点で迅速に行動できるよう、今のうちから備えておきましょう。
自動車税は毎年の納税が義務付けられているので、どうしても忘れてしまう人は支払い方法を変えてみるのもいいかもしれません。
au PAYでは税金だけでなく公共料金の支払いにも対応しており、おトクなポイントをためられる機会が満載です。
この機会にぜひ、au PAYを活用してみてください。