au PAYの基本とチャージ方法の種類
au PAYを最大限に活用するには、まずその基本的な仕組みを理解することが大切です。ここでは、au PAYの特徴とさまざまなチャージ方法についてわかりやすく解説します。

■au PAYとは?特徴をわかりやすく解説
au PAYは、KDDIが提供するキャッシュレス決済サービス。
店頭でスマホアプリから支払う「コード支払い」はもちろん、オンラインショッピングに対応した「ネット支払い」や、請求書/公共料金につかえる「請求書支払い」など、さまざまな支払い方法に対応しています。なお「コード支払い」は、QRコードとバーコードの両方に対応していることを指します。
auユーザーだけでなく、au回線契約がない方でもau IDを取得(無料)すれば利用可能です。
【au PAYの主な特徴】
・全国のコンビニ、スーパー、飲食店など745万カ所(2025年4月時点)で利用可能
・支払い200円(税込)ごとに1 Pontaポイント(還元率0.5%)がたまる
・コード決済に加え、請求書支払いやネット支払いにも対応
・還元キャンペーンや割引クーポンが頻繁に提供されている
・au系サービス(au経済圏)を組み合わせると、ポイントがどんどんたまる
■au PAYで利用できるチャージ方法
au PAY 残高へのチャージには、さまざまな方法が用意されています。
それぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を選びましょう。
※チャージ方法によって対応サービス、利用条件、利用上限などが異なりますので、詳細は各リンク先にてご確認ください。
チャージ方法 | 概要 | 特徴 |
---|---|---|
クレジットカード | 登録したクレジットカードからチャージ | カードによってポイント還元の有無が異なる。au PAY ゴールドカード(有料)ならポイントアップリワードで最大5%還元。 |
auかんたん決済 | 携帯電話料金と合算して支払い | au/UQ mobileユーザーが利用可能。年齢に応じた利用上限額あり。 |
銀行口座 | 登録した銀行口座から引き落とし | 使いすぎの心配を防げる。一部対応銀行のみ。 |
Pontaポイント | たまったPontaポイントをチャージ | 1Pontaポイント(1円)単位で変換可能。※100Pontaポイントから |
コンビニ | ローソン銀行ATM、セブン銀行ATM、ローソン店頭などで現金チャージ | 手数料無料。コンビニに設置されているATM端末などからチャージ可能。 |
オートチャージ | 残高が少なくなると自動でチャージ | チャージ元はau PAY カード、auじぶん銀行、auかんたん決済のいずれか。au/UQ mobile/povo1.0を契約している場合のみ利用可。 |
au系サービスではau PAYとの連携が強化されていて、オートチャージに対応しているなどのメリットがあります。
次に本記事の主題、「クレジットカードからのチャージ」に焦点をあててau PAYと連携させるメリットを見ていきしょう。
au PAYにクレジットカードを設定するメリット
クレジットカードからau PAY 残高にチャージする方法には、ポイント還元や利便性の面で大きなメリットがあります。

■チャージと支払いそれぞれポイントが加算される
クレジットカードをau PAYに連携させる最大の魅力は「ポイントの二重取り」ができる点です。
一部のクレジットカードなら、チャージ時と支払い時、それぞれポイントがたまります。
・au PAY残高へのチャージでクレジットカード会社のポイントがたまる
・au PAYで決済すると200円(税込)ごとに1 Pontaポイントがたまる
なお、すべてのクレジットカードがau PAY 残高へのチャージでポイントを還元するわけではないので注意しましょう。
ポイント重視でポイントの二重取りを狙う方は、au PAY ゴールドカード(年会費税込11,000円)がおすすめです。
au PAY ゴールドカードによるオートチャージと特定条件をクリアすると、チャージ時の還元率がポイントアップリワードで最大5%にアップし、支払い時の0.5%とあわせて最大5.5%の還元になります。
※au/UQ mobile/povo1.0をご契約のお客さまのみ
※ポイントアップリワードによる還元は月間最大1,000Pontaポイント、100円(税込)ごとに最大5Pontaポイント
さらに、ローソンなどのPonta提携店では、Pontaカード提示+ポイント還元対象クレジットカードでチャージ+au PAY支払いで「ポイントの三重取り」も可能です。
■オートチャージ設定で残高の管理が不要になる
クレジットカードを登録するもう一つの大きなメリットは、「オートチャージ」機能が利用できる点です。
au PAY 残高が設定した金額を下回った場合や、支払い時に残高が不足している場合に、自動的にクレジットカードからチャージが行われます。
レジ前で残高不足に気づいて慌ててチャージする手間がなくなり、スムーズに支払いを済ませられるでしょう。
なお、オートチャージの方法は以下の2種類あります。
・リアルタイムチャージ:支払い時に残高が足りない場合、その場で不足分だけを自動的にチャージ。
・一定額チャージ:残高が設定した金額を下回ると、あらかじめ決めておいた金額が自動的にチャージされる
また、オートチャージを設定できるのは「au PAY カード / au PAY ゴールドカード」「auじぶん銀行」「auかんたん決済」のいずれかの支払い方法で、au/UQ mobile/povo1.0を契約している方のみ利用できます。
※au PAY ゴールドカードは年会費税込11,000円
■高額決済も安心して利用できる
クレジットカード連携は、au PAYで比較的高額な支払いをする場合にも有効です。
au PAY カード/au PAY ゴールドカード(年会費税込11,000円)の場合、月間のチャージ上限額は最大25万円です(1回のチャージあたりの上限は5万円)。
大きな買い物をau PAYで行いたいユーザーは、au PAY カードをチャージ元として利用するのがおすすめです。
■セキュリティ対策
au PAYはセキュリティ面にも細心の配慮がされています。
クレジットカードによるチャージ時には、原則として3Dセキュアによる本人認証が必須です。カード会社から送信されるワンタイムパスワードや生体認証などを用いて、不正利用を防止します。
また、au PAY カードでは、AIなどの最新技術を活用した不正検知システムを導入し、24時間365日体制で不正利用のモニタリングを行っています。
万が一、不正利用の被害に遭った場合、au PAYおよびau PAY カードには補償制度が用意されているので安心です。
au PAY残高へクレジットカードでチャージする方法
ここでは、実際にau PAY 残高へクレジットカードでチャージするための手順と注意点を解説します。

■クレジットカード登録の手順
クレジットカードでau PAY 残高へチャージする手順は以下の通りです。
1.au PAY アプリのホーム画面中央にある「チャージ」をタップ
2.チャージ方法の選択画面で「クレジットカード」を選択する
3.カード番号、名義、有効期限など、登録したいクレジットカードの情報を入力する
4.入力内容を確認し、「登録する」をタップする
5.チャージしたい金額を入力し、「チャージする」をタップして完了
なお、クレジットカードの種類によっては、本人認証が必要になることがあります。
その場合は、カード発行会社の本人認証サービス(3Dセキュア)の画面に遷移し、画面の指示に従い、ワンタイムパスワードの入力などで認証を完了させます。
■オートチャージの設定方法と注意点
au PAYのオートチャージ機能は、残高管理の手間を大幅に減らせる便利な機能です。
設定方法もかんたんなので、ぜひ活用してみてください。
1.au PAY アプリのホーム画面中央にある「チャージ」をタップ
2.「オートチャージ設定」を選択する
3.「オートチャージを利用する」のトグルをオンにする
4.「リアルタイムチャージ」「一定額チャージ」のいずれかを選択する
5.チャージ方法(チャージ元)を選択する
6.オートチャージ限度額を入力する
7.設定内容を確認し、暗証番号を入力して完了
なお、au PAYのオートチャージ設定は、au IDの代表契約がau、UQ mobile、povo1.0のいずれかである必要があるので注意しましょう。
■au PAYと相性がよいクレジットカードは?
au PAYと相性がよいクレジットカードと言えば「au PAY ゴールドカード(年会費税込11,000円)」がおすすめです。
au PAY ゴールドカードでオートチャージ(一定額/リアルタイム)を設定すると、以下の条件を達成するごとに還元率が1%ずつアップします。(ポイントアップリワード)
①ゴールドカード会員であること
②支払口座をauじぶん銀行に設定
③auでんき料金をカード払い
④家族カードを保有し利用する
⑤ETCカードを保有し年1回以上利用
※au/UQ mobile/povo1.0をご契約のお客さまのみ
※月間最大1,000Pontaポイント、100円(税込)ごとに最大5Pontaポイント
また、対象のau/UQ mobile料金プランの支払いをau PAY ゴールドカードですると、合計最大10%のPontaポイントが還元されます。
au PAY ゴールドカード | ポイント還元・特典のご案内
https://www.kddi-fs.com/function/promotion/goldlp/au PAY ゴールドカードは、毎月のau携帯電話/UQ mobile利用料の合計最大10%がPontaポイントとして還元します。さらに、au・UQ mobileユーザー限定で、au PAY ゴールドカードからau PAY 残高にオートチャージするとオートチャージ金額に対して最大5%Pontaポイント還元。年会費11,000円(税込)。
au PAYのクレジットカード連携に関するよくある質問(FAQ)
最後に、au PAYとクレジットカードの連携に関して、よくある質問とその回答をまとめました。
疑問点を解消して、au PAYとクレジットカードを活用しましょう。
■クレジットカードのポイントとPontaポイントは両方たまる?
au PAYなら一定の条件を満たせば、ポイントの二重取りが可能です。
au PAYで支払いを行うと、支払い額200円(税込)ごとに1 Pontaポイント(0.5%還元)がたまり、さらにau PAY 残高へのチャージがポイントの還元対象であればクレジットカード会社のポイントもたまります。
■au PAYとau PAYカードの違いは?
au PAYは、QRコード決済やネット支払いなどに対応しているキャッシュレス決済サービスです。
一方、au PAY カードは、クレジットカードの一種です。
au PAYは主にスマホアプリで支払うのに対して、au PAY カードは物理的なカードを通じて決済を行います。
■クレジットカードによるチャージの上限額はいくら?
au PAYのチャージ上限額は、登録するクレジットカードによって異なります。
たとえば、au PAY カード/au PAY ゴールドカード(年会費税込11,000円)は月間合計25万円までチャージ可能です。
それ以外のクレジットカードは月間合計5万円が上限です。
■au PAY 残高へのチャージはどのクレジットカードが利用できる?
Mastercard、American Express、Diners Clubは発行会社を問わず基本的に利用可能です。
VISAとJCBは特定のカード会社のみ対応しています。
au PAYとクレジットカードを組み合わせて上手にポイントをためよう
au PAYとクレジットカードを組み合わせることで、ポイント還元を効率的にできます。
特にau PAY ゴールドカード(年会費税込11,000円)ならオートチャージ設定でさらに最大5.5%の還元率を狙えます。(ポイントアップリワード)
さらに、Ponta提携店ではPontaカード提示による三重取りもできるので、ポイントの取り逃がしがないよう意識してみましょう。
今回ご紹介した内容を参考に、自分の利用スタイルに合ったチャージ方法やクレジットカードを選んでみてください。