QRコード決済の基本
QRコード決済は、スマホを通じて支払いを行えるキャッシュレス決済です。
決済の仕組みは簡単で、決済用QRコードをスマホのカメラで読み取ることで決済を行います。
【QRコード決済を利用するまでの手順】
1.専用アプリをダウンロードする
2.アプリにチャージする
3.決済を行う
QRコード決済を利用するためには、まず専用のアプリをスマホにダウンロードしましょう。
ダウンロードやアカウント作成は原則無料です。
QRコード決済をつかってみたいという方は、記事後半で紹介するサービスのいずれかをぜひスマホにダウンロードしてみましょう。
ダウンロードが終わったら、アプリ内でアカウント登録を済ませて、次にチャージを行います。
チャージは現金だけでなく、銀行口座からの振り込み、クレジットカードとの紐づけ、ポイントの活用などいくつかのチャージ手段が利用できます。
具体的な決済方法は、店舗側がユーザーにQRコードを提示する「店舗提示型」、反対にユーザーがQRコードを提示する「顧客提示型」の2種類があります。
店舗提示型はストアスキャン方式、顧客提示型はユーザースキャン方式とも呼ばれます。
QRコード決済が人気の理由
キャッシュレス推進協議会の「キャッシュレス・ロードマップ 2023」によれば、QRコード決済の保有率は7割に上ります。
クレジットカードに迫る勢いで成長しており、金額ベースではすでに電子マネーを超えています。
たった数年でQRコード決済がここまで普及したのには以下のような理由が挙げられます。
【QRコード決済が急成長した主な理由】
・ポイント還元や割引キャンペーンが頻繁に行われる
・スマホさえあれば支払いができる
・与信審査がないため利用ハードルが低い
・非接触で決済ができるため衛生的
・加盟店側の導入費用がかからない
QRコード決済の選び方
具体的な決済サービスを紹介する前に、QRコード決済サービスの選び方の基準をご紹介します。
■利用しているスマートフォンのキャリアやポイントを基準に選ぶ
主要なQRコード決済サービスの多くは、通信大手が運営しています。KDDIであればauブランドの「au PAY」、ソフトバンクの「PayPay」、NTTドコモの「d払い」の3つです。
もしご自宅の回線やスマートフォンのキャリアがQRコード決済サービスを提供していれば、それに準じた決済サービスを選ぶとよいでしょう。
「〇〇経済圏」という言葉があるように、利用するサービスをまとめることで、ポイントの還元率が上がったり、たまったポイントをつかいやすくなるなど、さまざまな優遇措置が設けられているからです。
なお補足として、au PAYはauユーザーでなくても利用できます。スマートフォンの回線は関係なく、au ID取得後、アプリをインストールして初期設定するだけです。
【au回線をお持ちでないお客さま】au PAY 利用開始手順のご案内
https://wallet.auone.jp/contents/sp/guide/start-guide/QRコードでお支払いが出来るスマホ決済サービス「au PAY」は、au以外のお客さまにもご利用いただけるようになりました。Ponta IDと統合してポイントをおトクにためよう!
au経済圏の攻略法!対象サービスやおトクに利用する方法を解説
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/602au PAYとau PAY カードのように、関連するサービスを使っているとポイント還元率が高まるケースがあります。利用しているサービスをau関連にまとめていくことで、効率的にポイントを集められるメリットがあります。この記事ではauスマホやau PAYをはじめとする「au経済圏」について、サービスの種類、特徴、利用する際のポイントを一挙に紹介していきます。
■還元率が高く、キャンペーンが充実しているサービスを選ぶ
還元率の高さ、キャンペーンの充実度もQRコード決済選びでは重要です。
QRコード決済サービス各社は、随時ポイント還元キャンペーンを実施しています。
ただし、QRコード決済サービスごとに加盟店も違うため、ご自身の行動範囲に利用するシーンが多いかも確認した方がよいでしょう。
「自宅の最寄りコンビニ」「よく利用するスーパー」「お気に入りのカフェやレストラン」で、どのQRコード決済がつかえるかも確認しましょう。
■補償やカスタマーサービスの内容を確認する
最後に、セキュリティやカスタマーサービスの内容もチェックしておきましょう。
たとえば、au PAYでは2段階認証や通信の暗号化といったセキュリティ対策を施しています。
万が一の不正利用やトラブルが起きた際の補償制度がしっかりしているか、問題が生じた時に迅速かつ適切な対応をしてもらえるかは、安心して利用するためには重要です。
おすすめのQRコード決済アプリ4選
■au PAY
「au PAY」は、auユーザーやPonta会員などに人気のQRコード決済サービスです。auユーザー以外でも登録でき、格安スマホと合わせて利用する方も少なくありません。
au PAYでつかえるポイントは「Pontaポイント」。auのサービスに加えPonta提携社でも「ためる・つかえる」ことが特徴です。
au PAY(コード支払い/ネット支払いなど)では、決済ごとに「Pontaポイント」がたまります。ちなみに、au PAY(コード支払い)は、QRコード決済とバーコード決済両方に対応しています。
たまるのは通常200円(税込)ごとに1ポイントですが、Ponta提携店でPontaカードを提示するとダブルでポイントがたまります。
au PAY ゴールドカードからau PAY 残高にチャージし、Ponta提携店でPontaカードを提示しつつ、au PAY(コード支払い)で決済をすることで、最大2.5%(月額最大1,000Pontaポイント)たまる計算です。
詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
つかえる場所・たまる場所が多いau PAY。ポイント還元で現金よりおトクにお買い物でき、「たぬきの大恩返し」など豊富なキャンペーンも魅力です。2023年現在のau PAYの還元率の基本と、よりポイント還元率が高い使い方やキャンペーンについて解説します。
au PAYでは還元キャンペーンや割引クーポンも随時提供しています。
還元率が最大20%になったり、最大3,000ポイントが当たる抽選会に参加できたりと、日々の買い物や食事がさらに楽しくなる企画を実施しています。
各キャンペーンには還元上限・条件・期間などがあります。詳しくは以下の記事をご確認ください。
「たぬきの抽選会」開始!毎月5の付く日と8日にau PAYを使うとPontaポイントが必ず当たる
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/527KDDI株式会社は2022年8月5日より、毎月5の付く日と8日に対象店舗でau PAY(コード支払い)を利用すると、抽選で当たったPontaポイントがその場でもらえる「たぬきの抽選会」を開始します。
【2023年12月】au PAYのおトクなキャンペーンまとめ
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/1273au PAYでは割引クーポンやポイント還元など、毎月おトクなキャンペーンを開催しています。こちらでは2023年12月開催のキャンペーンをまとめて紹介!新情報は追加・更新していきます。
さらに実店舗だけでなく各種税金支払い、請求書支払い、ネットショッピング、ふるさと納税等、au PAYが使える場所は増えています。
【アプリダウンロードはこちら】
App Store「au PAY アプリ」をダウンロードする(iPhoneをおつかいの方)
Google Play「au PAY アプリ」をダウンロードする(Androidをおつかいの方)
■PayPay
「PayPay」は、ソフトバンクが提供するQRコード決済サービスです。
PayPayの残高は「PayPayマネー」「PayPayマネーライト」に分かれ、それぞれ有効期限や使える機能が異なります。
支払いごとにたまるのは「PayPayポイント」で、基本の還元率は0.5%です。還元率については、条件達成等で付与率が変わる「PayPayステップ」という仕組みを導入しています。
PayPayのキャンペーンでは、抽選で決済金額の0.5〜100%が付与される「PayPayジャンボ」、対象店舗で適用される「超PayPay祭」などが有名です。
■楽天ペイ
「楽天ペイ」は楽天グループが提供するQRコード決済サービスで、楽天市場や楽天カードのユーザーなどによく利用されています。
楽天市場の利用でもたまる「楽天ポイント」がポイントとして採用されていて、基本のポイント還元率は1%。
楽天カードからのチャージ、楽天ポイントカードの提示をセットで行うことで、還元率が最大2.5%まで上がります。
■d払い
「d払い」は、NTTドコモが提供するQRコード決済サービスで、ドコモユーザーだけでなく他のキャリアユーザーも利用可能です。
d払いでたまるのは「dポイント」と呼ばれるドコモ独自のポイントで、楽天ペイ同様にdカード・dポイントカードを連携させることでポイント還元率がアップします。
まとめ
QRコード決済は、現金やクレジットカードと異なり、アプリから支払いができる便利なキャッシュレス決済サービスです。
ポイントがたまるぶん現金決済よりおトクで、与信審査がなく使い始められるのでクレジットカードよりも利用のハードルが低い特徴があります。
当初は乱立した「◯◯ PAY」も、大手数社に集約されました。普段メインとしているポイントシステムや、自分がどの経済圏の利用が多そうかを基準に、ご自分にあったサービスを選んでみましょう。