トップへ戻る

QRコード決済とクレジットカード導入はどちらがよい?クレカでは読取端末導入費用と決済手数料がハードルに

QRコード決済とクレジットカード導入はどちらがよい?クレカでは読取端末導入費用と決済手数料がハードルに

QRコード決済とクレジットカード決済はともに広く利用されているキャッシュレス決済。クレジットカード決済の導入にあたっては、読取端末導入費用と高い決済手数料がハードルとなっていますが、導入費用・決済手数料とも無料のQRコード決済が最近伸びています。QRコード決済とクレジットカード決済の特徴とメリット・デメリットの比較、導入の準備や費用面の違いについて、詳しく説明します。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約2~3分で読めます。


QRコード決済とクレジットカードの特徴

クレジットカードは、国内で一番普及しているキャッシュレス決済です。QRコード決済は「○○PAY」で認知が広がった決済方法で、ここ数年伸びている決済方法です。まずは双方の特徴と違いを簡単に確認してみましょう。

接触型決済のクレジットカード

クレジットカードは「接触型決済」と呼ばれ、物理的なカードを専用端末で読み取ることで決済をします。以前のクレジットカードは「磁気」によって情報を記録していましたが、最近ではICチップ内蔵のクレジットカードが主流です。

クレジットカードの主なメリットは以下の通り。

・普及度が高く、世界中で使える決済手段
・高額商品の決済に向いている
・事前決済や継続課金に向いている

海外旅行やネットの課金でクレジットカードを使った経験がある方は多いでしょう。また、分割払い等で後払いできる性質から、高額な商品の決済に使われ、お店は単価アップと確実な支払いが期待できます。事前決済や毎月の継続課金など、お店単独では回収手段の確保が難しい決済方法に対応できるのもクレジットカードのメリットです。

導入に際してはカードを読み取る端末を用意する必要があり、初期費用がかかります。また、クレジットカードの場合、売上に応じて決済手数料が決まります。公正取引委員会の資料によれば、クレジットカードの決済手数料は売上年間5,000万円の場合で平均4%と、大幅な単価アップが見込めない少額決済主体や利益率が低い業態では、導入のハードルとなってきました。

QRコード決済とクレジットカード決済の特徴と比較

https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/8

2017年から2018年にかけ、大企業各社がスマホを使ったQRコード決済に参入し、さまざまなキャンペーンを通じて急速に普及が進んでいます。2018年では24.1%だったキャッシュレス比率ですが、政府が従来の計画を先倒しして「キャッシュレス比率を2025年末までに40%に高める」 との目標を立てるなど、今後もキャッシュレス化が進むと見られます。

非接触型決済のQRコード決済

QRコード決済は、QRコードを読み取って決済します。QRコード決済は元々、中国で「WeChat Pay」「Alipay」などが社会インフラレベルで普及していました。現在は新型コロナウイルス感染症の影響を受けているものの、オリンピックで訪日観光客が増えると見込まれていた日本では、2018年以降さまざまなQRコード決済サービスがリリースされました。

QRコード決済ではクレジットカードと異なり、物理的な接触なしに決済可能です。そのため、「非接触型決済」と呼ばれます。ちなみに電子マネーも非接触型に該当します。直接的な物のやり取りが不要なので、ソーシャルディスタンスを確保でき衛生的に優れているのもQRコード決済の特徴です。

普及期にあるQRコード決済では、各社がキャンペーン合戦を繰り広げているため、ポイント還元を通じておトクにお買い物ができることが認知され、ユーザー数も増えています。

前述のように、中小店舗でクレジットカード決済導入が進んでこなかった理由として、読取端末を整備する初期費用や、高い決済手数料がハードルとなってきました。これに対し、多くのQRコード決済サービスで導入費用・決済手数料とも無料のため、これまでクレジットカード決済導入をためらっていたお店でも導入が進んでいます。

クレジットカードの読取端末の種類と選択肢

クレジットカード決済の導入には読取端末が必要ですが、最近は複数のキャッシュレス決済サービスが使えるタイプが人気です。ここでは読取端末を大きく以下の3つのタイプに分類しています。

タイプ特徴費用感
据え置き型 (レジ一体型) ・機能性や安定性が高い
・有線接続
・POSレジとの連携
モバイル型・モバイル回線やWi-Fiで通信
・野外などでも使用可
・別途レシートプリンターが必要
スマホ・タブレット型・カードリーダーをスマホやタブレットと接続する
・モバイル回線やWi-Fiで通信
・別途レシートプリンターが必要

据え置き型は一般的にPOSレジと有線でつないで利用するタイプです。持ち運びすることはできませんが、機能性や通信の安定性が高いのが特徴です。ただその分、費用も比較的高価です。

モバイル型はスマホの回線やWi-Fiでデータ通信できる決済端末です。Bluetoothなどで接続したスマホやタブレットから操作でき、売り上げ履歴や入金管理などを画面上で行います。店内のテーブル会計、宅配、移動販売、出張イベントなど幅広いシーンで利用できます。

スマホ・タブレット型は、スマホやタブレットにカードリーダーを直接接続するタイプの決済端末です。モバイル型同様、お店の内外問わず使用可能で、上記2つのタイプよりも安価に導入できます。

なお、モバイル型とスマホ・タブレット型はレシートを出したいなら別途レシートプリンターを用意する必要があります。一部のモバイル型決済端末には、プリンター一体型のものもあります。

おすすめのクレジットカード読み取り端末5選

それでは具体的な読み取り端末を見てみましょう。ここでは最近、人気の高いモバイル型のサービスを中心に紹介していきます。

サービス名(運営)読取端末費用決済手数料入金サイクル振込手数料
Airペイ(リクルートグループ)20,167円(税込)
※無料キャンペーンあり
3.24% or 3.74%月3回 or 6回無料
Square Terminal(Square)46,980円3.25%~3.95%翌営業日 or 週1回無料
STORES(ヘイ)19,800円(税込)
※無料キャンペーンあり
3.24% or 3.74%最短2営業日10万円以上無料
LP-PCR2.1 BT(SB Payment Service)21,000円(税抜き)3.24% or 4.00%月2回~月6回無料
おてがるPay(JMS)無料3.24% or 4.00%月2回 or 月6回無料

Airペイ(Air PAY)

「Airペイ」はリクルートグループが提供するキャッシュレス決済端末です。クレジットカードや電子マネーなど、多くのキャッシュレス決済サービスに対応しています。通常のAir ペイの申し込みに加えて、「AirペイQR」に同時加入することで、au PAYやPayPayなど主要なQRコード決済サービスへの対応も可能です。

決済手数料は決済サービスにより3.24%もしくは3.74%。カードリーダーの導入費用は約2万円(購入ではなく貸与)ですが、期間限定でiPadとカードリーダーが無料で使えるキャンペーン中です。入金サイクルは銀行により3回または6回(ゆうちょ銀行利用不可)。振込手数料もかかりません。

ただ、対応しているのがiOSのみなので、Androidのスマホ・タブレットで使用したい場合は利用できません。また別途レシートプリンター・ロール紙(印刷用レシート紙)の用意も必要となります。

Square Terminal

アメリカのIT企業「Square」が提供する決済端末「Square Terminal」は、クレジットカード、デビットカード、電子マネーに対応しています(QRコード決済サービスには非対応)。

さらにタッチスクリーンやレシートプリンターも備えているため、これ1台でキャッシュレス決済が行えます。登録手数料や月額利用料はかかりませんが、端末を購入する46,980円が初期費用としてかかります。決済手数料は決済サービスにより3.25%~3.95%です。

入金サイクルは三井住友銀行、みずほ銀行に限り翌営業日に振り込まれ、その他銀行口座の場合は週1回となります。なお、いずれの場合も入金手数料は不要です。

また、よりシンプルな「Square Reader」という決済端末もあります。プリンターや画面などは搭載されていませんが、端末費用は1万円以下なので、初期費用を抑えながらキャッシュレス決済を始めたいお店にはおすすめです。

STORES

Eコマースや決済を扱うヘイ株式会社が運営する「STORES」もクレジットカードや電子マネーなどに対応するモバイル型決済端末。QRコード決済サービスは、WeChat Payのみ利用可能です。端末とスマホもしくはタブレットと接続して利用するタイプで、iOS・Androidの両方に対応しています。

決済手数料は決済サービスによって異なり、3.24%もしくは3.74%。端末費用は19,800円(税込)。導入審査後、6か月以内にひと月でも20万円以上の決済が行われれば、端末の代金が無料になるキャンペーンも行っています。なお、プリンターは内蔵されていないため、レシート発行をする場合は別途用意が必要です。

入金は「手動」と「自動」の2パターンを選択でき、手動の場合は最短2営業日で入金がされます。自動入金は月1回の振り込みとなります。振込手数料は売上が10万円以上なら無料で、10万円未満では200円です。

LP-PCR2.1 BT(SB Payment Service)

「LP-PCR2.1 BT」はソフトバンクグループのモバイル型決済端末。対応しているキャッシュレス決済サービスはクレジットカードのみで、プリンターは内蔵されていません。入金サイクルは通常月2回で、早期・複数回入金オプションを利用することで入金回数を最大月6回まで増やせます。

決済手数料は業態により3.24%または4.00%。家賃や会費のような継続課金の設定ができるのがこの端末の特徴です。

おてがるPay

クレジットカード各社の出資で設立された決済代行会社JMSの「おてがるPay」は、クレジットカードやデビットカード、電子マネーに対応しているモバイル型決済端末。1店舗1台までカードリーダーとプリンターが無料で提供され、導入費用がかからないのが「おてがるPay」の魅力。ただし、対応デバイスがiOSのみなので、iPhoneやiPadは別途用意が必要です。

決済手数料は、決済サービスによって異なり3.24%もしくは3.74 %。入金サイクルは月2回もしくは6回から選べ、振込手数料は無料です。

QRコード決済とクレジットカード決済の比較

モバイル型のキャッシュレス決済端末の多くは、クレジットカードや電子マネーがメインで、QRコード決済サービスに非対応です。これは、ICカードを読み取るクレジットカードや電子マネーと、コードを読み取るQRコード決済という、構造の違いも影響しています。

その違いを「au PAY」を例として、モバイル型決済端末とQRコード決済サービスの比較表で確認してみましょう。

 QRコード決済(au PAY)クレジットカード決済
必要なもの・お店専用のQRコード
・スマホ/タブレット
・インターネット環境
・読取端末
・スマホ/タブレット
・レシートプリンター
・インターネット環境
初期費用無料無料~数万円
決済手数料2022年9月30日まで無料3.24%~
入金サイクル月1回 or 2回 (早期振込サービスを利用すると最短2営業日)最短2営業日~月数回
振込手数料無料無料

主な違いは、「決済に必要なもの」と「決済手数料」です。QRコード決済の場合は、カードリーダーなどの専用の読取端末は不要で、申し込み後に届くお店専用のQRコードを店頭に掲示するだけで導入ができます。初期費用は、クレジットカード決済だとこれまで見てきたように数万円かかるものもありますが、QRコード決済であれば無料です。

特に少額決済主体で大幅な単価アップが見込めない店舗などの場合、決済手数料がかかるクレジットカード決済導入に比べて、決済手数料が無料のau PAY導入に優位性があります。au PAYの決済手数料が無料になる期間は2022年9月30日までなので、お申し込みをお考えのお店はお急ぎください。

まとめ

クレジットカード決済をお店で使えるようにするには、専用の端末が必要となります。最近では持ち運び可能なモバイル型の決済端末が人気で、使い勝手のいいものも多く登場しています。

ただ一方で経営資源が潤沢ではない中小規模の店舗では、導入費用や決済手数料がネックとなりがちです。これからキャッシュレス決済を始めるようなお店の場合は、QRコード決済からスタートしてみるのがおすすめです。リスクを最小限に抑えながら、お店のキャッシュレス化を進めることができるでしょう。

さらにQRコード決済サービスのなかでもau PAYは、ユーザー数を多く抱え、還元率の高いキャンペーンも豊富に行っています。導入することでお店の売上アップや新規顧客開拓への効果も期待できるでしょう。ぜひ一度、ご検討ください。

こちらの記事もあわせてどうぞ



この記事に記載された情報は、掲載日時点のものです。
表記の金額は、特に記載のある場合を除きすべて税込です。
会社名、製品名は、一般に各社の商標または登録商標です。(商標について
商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

集客力アップが期待できるキャッシュレス決済なら「au PAY」

KDDIが提供するau PAYは、導入費用・入金手数料がすべて無料。導入コストゼロで始められるだけでなく、約3,630万人(2024年11月時点)の会員数を保有し、専用アプリの店舗検索にもお店が表示されるので集客力アップも期待できます。

※コード決済手数料は2.6%です。 決済合計額に、決済手数料率を乗じて計算された手数料の金額に、消費税10%を加算した額をお支払いいただきます。

関連する投稿


自動販売機でもQRコード決済がつかえる!支払い方法や自販機アプリの使い方をわかりやすく紹介

自動販売機でもQRコード決済がつかえる!支払い方法や自販機アプリの使い方をわかりやすく紹介

現金を扱わないキャッシュレス決済の波は、自動販売機(以降自販機と表記)にも訪れています。現在普及しつつあるキャッシュレス対応自販機では、小銭がなくてもQRコード決済等で、簡単に飲み物を購入できます。 この記事では、QRコード決済等に対応する自販機のつかい方を解説。おトクなポイント還元やアプリ限定の特典まで、知って得する情報をくわしくご紹介します。


QRコード決済なら割り勘も簡単?!スマートな割り勘術を解説

QRコード決済なら割り勘も簡単?!スマートな割り勘術を解説

QRコード決済で割り勘ができることをご存じでしょうか。 キャッシュレスの普及により現金を持たない人が増え、飲み会の席でもQRコード決済を使った「割り勘機能」が利用され始めています。 この記事では、QRコード決済を活用したスマートな割り勘術をご紹介します。 個人間のお金のやりとりを手間なく簡単にできるため、歓送迎会や忘年会などが控えている方はぜひ参考にしてください。


何が使える?2025年大阪・関西万博のキャッシュレス事情をくわしく解説

何が使える?2025年大阪・関西万博のキャッシュレス事情をくわしく解説

2025年4月13日~10月13日に、いよいよ2025年大阪・関西万博が開催されます。 2025年大阪・関西万博の注目される点として、現金を利用しないフルキャッシュレスの試みが大きく取り上げられています。 世界中から多くの人々が集まり混雑が予想されるなか、日本円を用意しなくてもよいキャッシュレス決済は、盗難リスクを抑えたりスムーズな会計につながることが期待されます。 今回は、そんな2025年大阪・関西万博のキャッシュレス事情について、くわしく解説していきます。


QRコード改札とは?使い方や各路線での導入状況を紹介

QRコード改札とは?使い方や各路線での導入状況を紹介

QRコードの乗車券に対応した改札が登場。交通系ICカードの普及で利用率が下がった磁気切符を置き換えることが期待されています。 スマートフォンでの購入・利用も容易になり、複雑な条件の乗車券情報も1枚に含められるなど、新しい乗車体験が可能になり、インバウンド対策としても有効と考えられます。 本記事では、QRコード改札の仕組みや利点、各路線での導入状況についてくわしく解説します。


QRコード決済のセキュリティ対策は?安全に利用するための仕組み

QRコード決済のセキュリティ対策は?安全に利用するための仕組み

キャッシュレス決済の主要な選択肢として社会に定着したQRコード決済ですが、不正利用を防ぐセキュリティ対策はどうなっているでしょうか。二段階認証など、QRコード決済で整備されているセキュリティ対策について解説します。


最新の投稿


au PAY、東京都が実施する最大10%還元「もっと!暮らしを応援 TOKYO元気キャンペーン」に参加!最大5万ポイントがあたるキャンペーンや、最大5%割引クーポン提供も

au PAY、東京都が実施する最大10%還元「もっと!暮らしを応援 TOKYO元気キャンペーン」に参加!最大5万ポイントがあたるキャンペーンや、最大5%割引クーポン提供も

KDDIは2024年12月11日から、東京都が実施する「もっと!暮らしを応援 TOKYO元気キャンペーン」に参加し、au PAY(コード支払い)のご利用で最大10%のau PAY 残高還元を実施します。あわせて、期間中に東京都内の対象店舗にて合計5,000円以上をau PAY(コード支払い)でお支払いいただくと、抽選で最大50,000Pontaポイントがあたるキャンペーンを実施します。期間中のご利用金額に応じて当選確率があがります。さらに、東京都内の対象店舗で使える最大5%割引クーポンもプレゼントします。


【自治体キャンペーン】東京都内の対象店舗でau PAYを使うとお支払いの最大10%が戻ってくる(2024年12月11日~)

【自治体キャンペーン】東京都内の対象店舗でau PAYを使うとお支払いの最大10%が戻ってくる(2024年12月11日~)

2024年12月11日から12月27日の間、東京都内の対象店舗にてau PAY(コード支払い)を利用すると、au PAY 残高に決済額の最大10%を還元する「もっと!暮らしを応援 TOKYO元気キャンペーン」を開催します。


【2024年12月】au PAYのおトクなキャンペーンまとめ

【2024年12月】au PAYのおトクなキャンペーンまとめ

au PAYでは割引クーポンやポイント還元など、毎月おトクなキャンペーンを開催しています。こちらでは2024年12月開催のキャンペーンをまとめて紹介!新情報は追加・更新していきます。


【2024年11月】au PAYのおトクなキャンペーンまとめ

【2024年11月】au PAYのおトクなキャンペーンまとめ

au PAYでは割引クーポンやポイント還元など、毎月おトクなキャンペーンを開催しています。こちらでは2024年11月開催のキャンペーンをまとめて紹介!新情報は追加・更新していきます。


最大10%割引!東京都と和光市のベルクの対象店舗で使える au PAY クーポン(2024年12月27日まで有効)

最大10%割引!東京都と和光市のベルクの対象店舗で使える au PAY クーポン(2024年12月27日まで有効)

東京都と和光市のベルクの対象店舗にてau PAY(コード支払い)で1回3,000円(税込)以上のお支払いで使える最大10%割引クーポン(割引上限:500円/回)をau PAY アプリにてプレゼントします。


au PAY 法人さま向けお問い合わせ窓口 導入のご相談・お問い合わせ