夏の集客はアイデアが大事!お客さまのニーズを満たす販促が効果的
夏休みやお盆、野外フェスなど何かとイベントや行事が多い季節。また、「暑さ」というのも夏特有で、そういった「夏ならでは」に関連する販促を実施できるとより効果的です。
そして、販促のアイデアを考える際には、お客さんのニーズを想像するのも大切。想像力を膨らませて、お客さんの気持ちに寄り添った販促施策を考えましょう。例えば、夏の心理として以下のようなものが挙げられます。
【夏のお客さんの気持ち・ニーズ】
●どこか久々に旅行に行きたい
●お祭りや夏フェスではっちゃけたい
●日焼けしたくないからなるべく自宅にいたい
●クーラーが効いた部屋にずっといるので胃腸が弱り気味
●ちょっと暑いけど、海や川などアウトドアを思いきり満喫したい
●連日暑いので、涼しいところに行ったり、冷たいものを食べたりしたい
●夏休みで子どもが家にいるので、気軽にお出かけできるスポットを探している
販促を通じてこういったお客さんの要望や悩みを解決できるのが理想的といえます。例えば、日焼けしたくないという方には自宅で楽しめるオンラインイベントを企画するのもいいかもしれません。
夏バテ気味の方には、ねばねば食材を使った夏限定メニューや胃腸を活性化させる激辛料理を提案するのもいいでしょう。
夏の集客アイデア10選!どんどん試して猛暑を吹き飛ばす
夏の集客アイデアを10個一気に見ていきましょう。飲食店や美容院、ネイルサロン、小売店など、業態を問わずに試せるものばかりを紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
■店頭POPで「涼」を演出する
夏の暑い日、店頭に「冷やし中華はじめました」という文字を目にして、お店に入りたくなった経験がある方も多いのではないでしょうか。さかのぼれば江戸時代には、スズムシやキリギリスなどが入った虫かごを軒先に吊るし、涼し気な音を楽しんだといいます。
こうし「涼」を感じさせる演出は、夏の販促施策の代表例です。お店の外に「店内よく冷えてます」「冷たいアイスコーヒーで一休みしませんか?」などのPOPを貼り出せば、通りすがりの人がそれを見てちょっと寄っていこうかと考えてくれるかもしれません。
POPを掲示するだけなら費用もほとんどかからないので、やってみて損はないはずです。
■お店のうちわを配る
ティッシュやビラ、クーポンなど、周辺での街頭配布を行うお店も多いでしょう。せっかくなら夏の時期は、お店オリジナルのうちわを配ってみてはいかがでしょうか。
ティッシュやビラよりも費用はかかりますが、うちわは捨てられる可能性が低く、夏中ずっと使ってもらえることもあります。また、電車の中、ショッピングモールの中、公園の中など、配ったうちわが広告塔の役割を果たしてくれます。
なお、1枚当たり20~30円ほどがうちわの制作費用の相場です。
■「夏」限定メニューを用意する
夏なら、夏バテに悩む人も増えます。そういった悩みを解消できるような夏限定メニューを用意するのもいいでしょう。
夏バテに効く食材としては、ねばねば食材、ミョウガやウメなどの和の食材などが挙げられます。飲食店であれば、そういった食材を使って「夏バテ解消メニュー」を考案してみてはどうでしょうか。
また、日焼けや体力減退が気になる方も少なくありません。美容院であれば「気分もすっきりする冷感シャンプーをサービスで行う」、エステサロンなら「日焼けによる肌のダメージケアの夏限定メニューを用意する」といったこともいいかもしれません。
「夏の暑さ」は世代性別関係なく刺さるキーワードなのでぜひ自店舗ならではのサービスを考えてみましょう。
■気温割・猛暑割を行う
近年、日本の夏は真夏日=気温35度を超えるのが当たり前になってきました。極端に暑いと、人の心理としては涼しいところにとどまりたい、なるべく外に出たくないとなってしまいます。
猛暑のなかで来店してもらうには、気温に応じたサービスや割引を提供するのも一つの方法です。
例えば、真夏日は「ビール一杯サービス」「ランチご注文の方に冷たいデザートをプレゼント」などのキャンペーンを行えば、お客さんがそのお店に訪れる理由を作り出すことができます。
■お子さんの自由研究イベントを開催する
夏休みといえば「自由研究」です。イベントに参加すれば自由研究ができてしまうイベントを実施すれば、子供連れの集客につながります。
例えば、飲食店なら食にまつわる科学実験教室を行ってみるのはどうでしょうか。「じゃがいもから片栗粉を作り、ヨウ素液を混ぜる実験をしてみる」「魚のさばき方を教えて、魚の体を観察してみる」なども学びが得られる立派な理科の実験です。
また、「1日店長体験」と題して、お店の仕事を子供たちに体験してもらうというのもいいでしょう。これなら飲食店だけでなくどの業種でも実施できるのではないでしょうか。アイデア次第でいろいろなことが考えられるので、ぜひ自由な発想で集客方法を考えてみましょう。
■浴衣・甚平割引を行う
■夏祭り・縁日イベントを企画する
スーパーボールすくい、ヨーヨー釣り、射的、輪投げ、ガラポンなど、店内や店前で夏祭りを模したイベントを企画してみるというのもいいでしょう。子供からお年寄りの方まで参加できるような開放的なイベントを実施すれば、より多くの方にお店を利用してもらえるかもしれません。
例えば、スーパーボールすくいであれば、プール、ポイ(すくう道具)、スーパーボールを用意すれば、案外すぐに実施できてしまいます。お客さんに「なんかおもしろそうだな」と思ってもらえるような企画を考えてみましょう。
浴衣や甚平を着て来店された方を対象に割引を行うのも、夏しかできない集客術です。夏祭りや花火大会などの地域のイベントの日に実施すれば、大きな集客効果が期待できます。
浴衣のお客さまがいることで、夏の雰囲気や涼しさの演出にもつながり、一石二鳥です。
■冷凍おしぼりを提供する
暑い日には、しっかりと冷やしたおしぼりを提供するだけでも価値が生まれます。
冷凍庫に入れた「冷凍おしぼり」をお客さんに出せば、きっと喜んでもらえるはず。手間もお金もかけずに、顧客満足度を高めたいというお店にはぴったりの施策でしょう。
飲食店だけでなく、美容院やネイルサロンなど幅広い業種で実践できるのもポイントです。
■キンキンに冷えたドリンクをサービスする
ランチタイムに「グラスビールのサービスを行う」のもお客さんへのアピールにつながります。大きなグラスである必要はなく、一口グラスでもお客さんは喜んでくれます。また、まだまだ気温の高い夕暮れ時に、ハッピーアワーとしてドリンクサービスするのもいいでしょう。
そして、ドリンクサービスによる集客方法は、飲食店に限りません。例えば、サロンや理髪店などでお客さんが待っているときにペットボトルのお水を提供するのも方法のひとつです。
まとめ買いすれば、1本当たり100円以下で購入できるので、資金的な負担もそこまで大きくはありません。ちょっとした気遣いは顧客満足度をアップさせ、「これで水分補給してください」といって渡せばお客さんとのコミュニケーションのきかっけにもなるでしょう。
■スポーツ観戦キャンペーンを実施する
夏は野球やサッカーなど、スポーツの季節でもあります。スポーツに関連して、「日本代表が勝利したら割引する」「地元のチームが買ったらドリンク1杯無料」などの販促も考えられます。
飲食店なら、ファン同士で集まったり、家より大きな画面で見られるメリットを提供できます。もちろん、新型コロナウイルス対策として換気等の対策を行っていることも、アピールしましょう。au PAYなどの非接触型の決済は、ソーシャルディスタンスの確保にも役立ちます。
新型コロナウイルスが飲食店に与える影響とキャッシュレス決済が衛生対策になる理由
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/1現在も続く新型コロナウイルス感染症対策で、一時は全国に緊急事態宣言が発令されるなど、飲食業界や観光業界は特に大きなダメージを受けました。各店では、こまめな消毒や衝立の設置、営業時間や滞在時間の短縮など、安全・安心な営業継続のため努力を続けています。au PAYなどのキャッシュレス決済は、不衛生な現金を取り扱わないため、店員・お客さま双方の新型コロナウイルス感染症の予防に役立つ対策の一つです。本記事ではキャッシュレス決済のひとつであるQRコード決済を中心にコロナウイルス感染症対策としてご紹介していきます。
まとめ
夏の集客方法はアイデア次第で無限の可能性を秘めています。固定概念を払拭し、自由な発想で考えてみましょう。
そして忘れてはいけないのが「お客さんのニーズを起点に発想する」ということです。暑さ、夏バテ、浴衣、夏休みなどのキーワードをもとに、お客さんに刺さる施策を検討します。そうすることで、お店の魅力が伝わりやすくなり、きっと「行ってみたい!」とお客さんに思ってもらえるはずです。