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新型コロナウイルスが飲食店に与える影響とキャッシュレス決済が衛生対策になる理由

新型コロナウイルスが飲食店に与える影響とキャッシュレス決済が衛生対策になる理由

現在も続く新型コロナウイルス感染症対策で、一時は全国に緊急事態宣言が発令されるなど、飲食業界や観光業界は特に大きなダメージを受けました。各店では、こまめな消毒や衝立の設置、営業時間や滞在時間の短縮など、安全・安心な営業継続のため努力を続けています。au PAYなどのキャッシュレス決済は、不衛生な現金を取り扱わないため、店員・お客さま双方の新型コロナウイルス感染症の予防に役立つ対策の一つです。本記事ではキャッシュレス決済のひとつであるQRコード決済を中心にコロナウイルス感染症対策としてご紹介していきます。

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データで見る新型コロナウイルスが飲食店に与えた影響

店舗の休業

新型コロナウイルス感染症が飲食店経営に与えた影響は、さまざまな統計・調査で示されています。

例えば、飲食店の来店予約システムを展開するTableCheckの発表によれば、緊急事態宣言下にあった2020年のゴールデンウィークは、飲食店の来店件数が昨年比90.5%減となる大幅な落ち込みを記録しました。

また、日本政府観光局の発表によれば、2020年5月の訪日外客数は、昨年同月比99.9%減の2,000人弱と、事実上インバウンド(訪日外国人旅行者)が消滅したと言って良いほどの衝撃的な数字です。東京2020オリンピックに向け、インバウンド対策を強化していた飲食業界・観光業界には大きな逆風となりました。

その後の緊急事態宣言の解除や、政府の「Go To」キャンペーンによって客足が回復している部分はあるものの、飲食店には「withコロナ」の営業体制が求められています。

飲食店における新型コロナウイルスの感染経路と対策

新型コロナウイルスの感染対策として「3密(密閉・密集・密接)」を避けるべき、と繰り返し広報されていますが、新型コロナウイルスの感染経路は大きく分けて下記の2種類に分類されます。

<飛沫感染>

感染者のくしゃみなどによって飛び散る霧状の唾から感染する経路

対策窓や出入り口の開放、飛沫防止のアクリル板の設置など


<接触感染>

感染者および感染者が触れたものに接触したことにより感染する経路

対策…入店時のアルコール消毒、現金を取り扱わないキャッシュレス決済の導入など


飲食店向けのコロナ対策ガイドラインとしては、東京都の資料や、日本フードサービス協会の資料などが参考になります。


次章以降では事例を踏まえて接触感染対策としてのキャッシュレス決済について紹介していきます。

現金を取り扱わないキャッシュレス決済もコロナ対策に有効

キャッシュレス決済の利用

こうした新型コロナウイルス感染症対策の中で、au PAYなどのQRコード決済も、有効な対策のひとつです。多くの人の手に触れておりウイルスが付着している可能性のある不衛生な現金を触らずに済み、会計時間も短くなるため、お客さまと従業員双方の感染予防に役立ちます。

硬貨の取り扱いを減らしたサイゼリヤの事例が大きな話題に

一般に商品の値付けでは、2,000円などキリが良い数字よりも1,980円など端数がある方が、お得感があり売れることが知られています。これに対して、サイゼリヤでは2020年、看板商品のミラノ風ドリアで299円から300円へと「1円値上げ」を行い、話題となりました。

「1円値上げ」の最大の狙いは硬貨の取り扱いを減らしてお客さまと従業員双方の感染予防に役立てることで、50円単位の価格設定により硬貨の受け渡しを50〜80%と大幅に減らしています。さらに、会計にかかる総時間も30%減少する効果が出ています。

関連:サイゼリヤ、社長も驚く「1円値上げ」の成果 | 外食 | 東洋経済オンライン

現金は想像以上に不衛生

現金

従来から、「貨幣は、これまで誰が触ってきたかわからず、汚い」という感覚を持っている方は多く、コロナ前の2013年にVisa社が実施した「現金の清潔度に関する意識調査」では、現金について「とても汚い」「やや汚い」「どちらかと言えば汚い」を選んだ「汚いと思う割合」が8割を超え、「エレベーターのボタン」や「ATM等のタッチパネル」を上回る結果が出ています。

貨幣の不衛生さについてはたびたび大学での研究対象にもされており、2008年にスイスのジュネーブ大学病院が実施した研究では、紙幣に付着したインフルエンザウイルスが、最長で17日間生存したことが確認されています。

イメージだけでなく、事実としても不衛生だった現金。QRコード決済等のキャッシュレス決済の導入を行うことで現金の取り扱いを減らすことが出来れば、現金を媒介とした接触感染のリスクを減らすことが可能です。

クレジットカード決済も接触感染の原因になる可能性が

現金の不衛生さは前述の通りで、現金を取り扱った従業員はその後アルコール消毒したり、その日担当する従業員を決めるなどの対策をしたいものですが、接触感染の経路は現金だけではありません。


また、キャッシュレス決済にはクレジットカードも含まれますが、カードのやりとりを通じて接触が発生します。新型コロナウイルス感染症対策としてキャッシュレス決済を導入するのであれば、QR決済を導入することでより接触機会を減らし、従業員が安心して働ける環境を作りましょう。

au PAYは非接触で決済できるので衛生的!

au PAYには「お客さまがQRコードを読み取るMPM方式」と「お客さまに表示してもらったバーコードを読むCPM方式」の二種類の決済方法がありますが、どちらもお客さまのスマホや、お店で用意したQRコードを読み取る端末とQRコードで決済を行うことが可能です。

詳しくは記事:au PAYの決済の流れ をご確認ください。

どちらの方式でも現金は取り扱わない非接触型のため、従来の決済方法と比べて衛生的です。

ソーシャルディスタンスも保てるQRコード設置方式

au PAYの決済方法2つのうち、店舗にQRコードを設置してお客さまに読み取ってもらうMPM方式の場合はお客さまとの距離を保つことも可能です。

MPM方式では、お客さまの注文内容と金額を確認し、QRコードを読み取っていただいたお客さまに金額を入力していただければ決済が完了します。お客さまはQRコードさえ読み取れれば良いので、従業員と接近する必要がありません。型コロナウイルスの感染対策において推奨されるソーシャルディスタンスを保てる決済方法と言えます。

QRコード決済は、すでに感染症対策として認知されている

au PAYなどのQRコード決済は、新型コロナウイルスの感染対策になる決済方法として、すでに認知が広まってきています。

MMD研究所とコロプラが、2020年4月に行った共同調査では、新型コロナウイルスの影響で支払い方法が変化したかについて、「現金払いの利用が減った」の回答が7割を超えています。その一方、「QRコード式のスマホ決済の利用が増えた」の回答は78.9%と、8割近くに上りました。

現金の不衛生さとQRコード決済の非接触性への関心は、新型コロナウイルス感染症の流行により高まっており、普段利用する支払方法にも無視できない影響が出ていると言えます。

まとめ

QRコード決済は、新型コロナウイルス感染症対策のキーワードである、「3密回避」や「ソーシャルディスタンス」を実現する手段として、十分機能することを説明しました。

感染症対策に真摯に取り組むことで、従業員の健康と安心を守れるだけでなく、お客さまの安心感から評価にもつながります。

また、現金決済に比べて決済時間の短いキャッシュレス決済は店舗の回転率向上にも効果が見込めます。

キャッシュレス決済を導入する際には、新型コロナウイルス感染症対策にも役立つau PAYの導入をご検討ください。



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