この記事のポイント
- au PAYに決めた理由は入金手数料が無料で会員数も多いから
- au PAYのキャンペーンが集客につながっている実感あり
- 複数のQRコード決済に対応することで、各社の会員に利用してもらえる
この記事が参考になりそうな方
- au PAY導入の背景を知りたい方
- au PAY導入の効果を確認したい方
2018年に創業50周年を迎えた株式会社わたなべ。茨城県を中心にクリーニング店とコインランドリーを30数店舗営業しています。
今回は茨城県坂東市の本社で、渡邊社長にお話をお伺いしました。
※以下、撮影時のみマスクを外しています。
店舗概要
店名:株式会社 わたなべ
住所:茨城県坂東市辺田1133
業態:クリーニング業、コインランドリー業
URL:https://kokoromosentaku.com/
茨城県・千葉県にクリーニングとコインランドリーを30数店舗展開
ーー会社や事業内容について教えてください
渡邊社長:株式会社わたなべでは、クリーニングとコインランドリーのサービスを提供しています。元々スーパーなどにクリーニング店を出していましたが、現在は「洗濯王」ブランドをメインにクリーニング店とコインランドリーを30数店舗展開しています。
サービスエリアとしては、本社がある茨城県坂東市やつくば市など茨城県の県南県西を中心に、最近では千葉県柏市にも店舗があります。
サービスの利用者は、20代後半から60代の方まで幅広い年代。メインは30代から50代前半くらいの社会活動が活発な方になるでしょうか。
株式会社わたなべの渡邊社長
コインランドリーは2代目社長の私になってから始めたもの。ファストファッションの流行で、リフォームやお直し需要が減ってきました。その空いたスペースを活かして、クリーニングと親和性がある新規事業として取り込んでいます。
コインランドリーは、クリーニング店併設のもののほかに、単独店舗も8店舗あります。
ーー新型コロナウイルス感染症の影響はありましたか?
渡邊社長:外出やイベントが減ったことで、売上に影響がありました。旅行や冠婚葬祭など、洋服は人に見せる機会が大事。入学式・卒業式・忘年会・新年会などあらゆるイベントがなくなったのです。
外出が減った会社員に加え、年配の方たちにも大きな影響。冠婚葬祭含め、お付き合いを大事にする年配の方も、家族に言われて外出を控えていたようです。
洋服のクリーニングは、お客さまのライフワークであり生活の一部という思いでいたが、必需品というよりファッションに近い業種だったと感じさせられた部分があります。
今後は、お客さまにとってライフワークではなく、ライフスタイルになってほしいと考えています。着ないからクリーニングに出さないではなく、出すことがライフスタイルの一部になってほしい。
お客さまに少しでもお店を利用してもらい、店舗スタッフの元気をお分けする。そういう場にしていきたいと考えています。
au PAYを導入した背景や決め手
ーーau PAYを導入した背景や決め手について教えてください
渡邊社長:まず、au PAYは入金手数料が無料。導入費用が無料で会員も多いことが導入の決め手です。
例えば、電子マネーの導入には機器の費用もかかるが、QRコード決済なら複数社導入しても負担は変わらない。複数のQRコード決済に対応することで、各社それぞれの会員を取り込めると期待しています。
当社では元々、クレジットカードに電子マネーなど、キャッシュレス決済には積極的に取り組んできました。そのなかで、キャッシュレス決済が普及してきたという実感があります。
昔なら少額決済は現金、高額ならクレジットカードと使い分ける傾向がありました。そのうち電子マネーの比率が上がってきて、今ならQRコード決済の利用も普通です。
クリーニング店ならレジ前で混雑することも少なく、QRコード決済を試してみようかな、と思ってもらえるのではないでしょうか。
お客さまの利便性向上や業務の効率化に期待
お財布は忘れてもスマホは忘れません。スマホがあれば支払えるのがQRコード決済の便利な所。お客さまも普段からQRコード決済に慣れていて、ポイント還元で現金よりおトクに利用いただけるメリットがあります。
業務の効率化という面では、店舗スタッフの負担を軽くしたい。レジ操作しながらお客さまとお話しすることになると、作業しながらになるし、お客さまの表情を見て話せません。
キャッシュレス決済でスムーズに会計できれば、お客さまとの会話も増え、楽しく仕事できると期待しています。
QRコード決済をつかいやすいお店
それから、逆に当社のようなお店は、お客さまがキャッシュレス決済を使いやすいかもしれません。40代・50代の方で、キャッシュレス決済はまだまだという方もいます。使いたいしインストールはしているけれども、慣れていないから恥ずかしい。
慣れれば大丈夫でも、初めてだったり残高不足でチャージに手間取ってしまうこともあるでしょう。コンビニの会計で後ろに行列ができると焦ってしまうものです。
クリーニング店なら三密になりにくい落ち着いた状況があり、QRコード決済を試してみようかな、と思ってもらえるのではないでしょうか。
au PAYを導入した効果やメリット
ーーau PAY導入にあたっての不安や、スタッフの習熟などはいかがでしたか
渡邊社長:クレジットカードや電子マネーも導入してきたので、それらと比べれば簡単でした。
会計では、店舗に設置したQRコードをお客さまに読み取ってもらい、店舗スタッフは金額を確認するだけでOK。最初の頃は、お客さんにスマホの画面を見せてくださいと言いにくかったかもしれないが、最近はだいぶ慣れてきました。
2回目以降の会計では、お客さまの方からスマートフォンの画面を見せてくれるようになるので、スムーズです。
電子機器の操作が苦手な店舗スタッフでも、慣れてしまったらQRコード決済が楽と言っています。
ーーau PAYを導入しての効果やメリット
渡邊社長:au PAYを導入してから、集客や売上に実感できる効果があります。
複数のQRコード決済に対応することで、各社それぞれの会員に利用してもらえるメリット。例えば、au PAYがキャンペーンをやっていたら、その期間のau PAY利用率が上がります。
我々としても、お客さまにau PAYに対応したことや、今キャンペーンやっていますよと言えるわけです。
ーーお店側からそうした話をすることもある?
渡邊社長:あります。お客さまのおトクになる情報は、会話のきっかけになるからです。こちらがおすすめしなくても、お客さまからキャンペーン実施中だから利用したいと言ってこられる場合もあります。
自治体のポイント還元キャンペーンのような地域限定キャンペーンは特に、お客さまもお店もありがたい。他県から来られる方がいるなど、効果を実感しています。
ーー今後の展開について
渡邊社長:近所の病院がキャッシュレス対応を開始していたり、東京ドームが完全キャッシュレス化している例など、社会のキャッシュレス化が進んでいくことは間違いありません。
QRコード決済にも手数料有料化などの話もあるが、時代の流れであり積極的に今後も取り組んでいきたいと考えています。
ーーau PAYの導入を検討しているオーナーさんにメッセージ
渡邊社長:ぜひ導入してもらった方がいいと思います。スムーズな会計で店舗スタッフの負担も軽減されるし、お客さまもおトクに利用できて嬉しいからです。
お客さまも、コンビニ等でQRコード決済の操作にはもう慣れています。店舗への導入は無料なので、複数社に対応すると、各社のキャンペーンのたびに集客が見込めるはずです。
新型コロナウイルス感染症のまん延が始まったときは、店舗スタッフにも戸惑いがありました。クリーニング店では衣服や小銭などの物理的なやりとりがあるからです。マスクは当然として、会計のたびに手袋をすべきかとかの議論もありましたが、それは大変です。
au PAYのようなQRコード決済は、非接触型なのでお客さまも店舗スタッフも安心。新型コロナウイルス感染症対策としても役立ちます。