行事や祝祭日がたくさん! 11月下旬〜12月中旬の主なイベント
まずは、販促・集客に役立つ11月下旬〜12月中旬の主なイベントや行事・祝日・記念日を一覧でご紹介します。国民の祝日や伝統行事といった定番どころはもちろん、11月は「いい(11)〇〇の日」という語呂合わせがしやすいことにも注目です。
11月第3木曜日:ボジョレーヌーヴォー解禁
フランスでは新酒の解禁日が11月第3木曜日と決められていますが、なかでも注目されるのがボジョレー地区でつくられる新酒(ヌーヴォー)。日本でも多くのファンが解禁日を心待ちにする人気ワインです。
11月20日:世界こどもの日
世界の子どもたちの相互理解と福祉の向上を目的として、国連によって1954年に制定された国際デーです。
11月22日:いい夫婦の日/小雪(しょうせつ)
いい(11)ふうふ(22)の語呂合わせで、夫婦やカップルが互いに感謝の気持ちを伝え合うことを目指して提唱された記念日です。また、11月22日は二十四節気のひとつで雨が雪へと変わるころを指す「小雪」でもあります。
11月23日:勤労感謝の日
1948年に制定された国民の祝日であり、「勤労を尊び、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」日とされています。
11月26日:いい風呂の日
「いい(11)ふ(2)ろ(6)」の語呂合わせにちなんで日本浴用剤工業会が制定。「気温が下がる時期に風呂につかってゆったり温まってほしい」という願いも込められています。
11月第4木曜日:感謝祭(サンクスギビング)
自然の恵みや収穫に感謝した行事を起源に、現在のアメリカでは家族や友だちとごちそうを囲んでにぎやかに過ごす祝祭日です。
11月29日:ブラックフライデー
前述した感謝祭の翌日に広く行われる大セールで、本場のアメリカでは「1年で最も消費が伸びる日」と言われています。各企業が期間限定の特別価格でさまざまな商品を売り出しており、近年は日本国内での定着も進んでいます。
12月1日:映画の日
1896年11月25日〜12月1日の期間、神戸で初めて映画が一般公開されたことを記念し、一般社団法人・映画産業団体連合会が制定。劇場で映画を観ることの魅力を知ってもらうことを目的とした割引やイベントが開催されています。
12月3日:妻の日
感謝を表す「サン(3)クス」(Thanks)の語呂合わせで、1年の最後の月である12月に労をねぎらい妻に感謝する日として制定された記念日です。
12月13日:正月事始め
12月13日は「鬼宿日」と言って、物事を始めるのに最高の日とされており、新年を迎える準備を始めるのにふさわしい日として定着しました。
日付が固定されていない、地域の行事や季節の楽しみも盛りだくさん!
その他にも、学校や地域の文化祭、酉の市、地方祭といった行事がたくさん行われ、年末に向けて盛り上がる時期。また、紅葉や初冠雪など、晩秋~初冬ならではの行楽を楽しめます。
秋冬の消費者心理・ニーズを掴もう
このようにイベントが目白押しの11月下旬〜12月中旬ですが、消費者心理とニーズはどんな傾向があるのでしょうか? 気候やモノ・コト消費の傾向を見ながら、消費者のマインドをひもといていきます。
■寒暖差がありつつも外出しやすい気候
日本の秋は、1年の中でも気温・湿度ともに比較的安定して過ごしやすい日が多い季節。近年は全国的に暖かい空気に覆われやすい傾向にありますが、徐々に寒暖差や空気の乾燥を感じるようになってくるでしょう。
なかでも11月は「小春日和」と呼ばれるように、まるで春のように穏やかな陽気が続く地域が多い時期。厳しい暑さや寒さ、長雨などの心配が比較的少なく、屋外でのイベントが盛りだくさんなのもうなずけますね。
そこから徐々に気温や天候の変化を繰り返しながら気温・湿度ともに下がっていき、季節は秋から冬へと変わっていきます。
12月上旬になると平野でも寒気が流れ、雪が降り始める地域もありますが、日中は暖かい日も多く、過ごしやすく感じることもあります。いよいよ1年の締めくくりとして、年末年始を意識し始める方も多くなってくる頃ではないでしょうか。
■モノ消費のポイントは“実りの秋”と“衣替え”
まずは11月の「モノ消費」の傾向を見ていきましょう。まずは「食品」。“実りの秋”といわれるとおり、果物の収穫期、魚介類の産卵期を迎えます。芋・栗・かぼちゃなどの生鮮品をはじめ、それらをふんだんに使ったスイーツも続々と登場。
12月に入り、冷え込みが厳しくなると、おでんや鍋、ラーメンといった温かい食べ物のニーズが高まっていくでしょう。
また、秋服から冬服への衣替えシーズン真っただ中。ファッション関連のニーズも気温に合わせてより防寒効果のあるものが求められるようになります。最高気温の平均が10℃を下回ると厚手のコートやダウン、本格的な防寒グッズの出番です。
「家電」や「日用品」も、冷え・寒さをケアするアイテムが欲しくなる時期。エアコンをはじめとした暖房器具や電気毛布、ホットアイマスク、カイロ、入浴剤などのあったかアイテムのニーズが高まります。
また、乾燥対策として加湿グッズを新調したり、化粧品や洗剤・ソープ類を保湿系のラインに変えたりする人も多そうです。
■コト消費は“秋冬だからこそ”がカギ
外食や美容、旅行などのいわゆる「コト消費」の傾向も、やはり気候やイベントが大きく関係します。
「外食」関連は秋味一色に。新米や旬の野菜・果物・海鮮の期間限定メニューが大きな訴求ポイントであり、食欲の秋を思う存分楽しむグルメフェス・イベントが開催される時期でもあります。
「旅行・エンタメ」関連も、“秋冬だからこそ”がカギになります。前述のとおり、過ごしやすい気候だからこそ楽しめる紅葉やハイキング、登山、BBQといったアウトドアレジャーの需要が高まる時期といえます。
「美容」のポイントは“夏のダメージケア”。美容感度の高い方を中心に、夏の間に肌や髪などに受けた紫外線ダメージをサロンでケアしたいというニーズが高まります。
また、寒暖差や乾燥による肌のゆらぎをケアしたい、秋冬のファッションに合わせて髪色を変えたい、肌の露出が減る秋冬のうちに脱毛サロンに通いたいという人も。
また、クリスマスや忘年会など、人と会う機会の増える12月に向けて、早いうちにお手入れをしておきたい!という方も多い傾向に。
11月下旬〜12月中旬に効果的な販促・集客アイデア集
最後に、11月下旬〜12月中旬の販促・集客施策を考えるためのヒントになるアイデアをまとめてご紹介。チラシ、SNS、店頭のPOPや装飾など、シーン・媒体ごとの効果的な宣伝方法を解説します。
■「チラシ」に入れると効果的なワード
チラシを作成するなら、この時期の気候やイベントに影響を受ける消費者マインドにマッチしたキーワード選びが重要です。
たとえば食品・外食関連の来店訴求をする場合、「実りの秋」「食欲の秋」といったシズル感のあるワードはもちろん効果的。芋・栗・かぼちゃなど具体的な食材を大きく配置し、秋らしいデザインを施すことで「秋が旬のグルメを楽しみたい」というニーズを直感的に刺激することができます。
紙に印刷して配付や掲出するチラシは、数週間以上続けるイベントやキャンペーンの訴求に向いています。
「秋の激辛祭り〇月〇日まで限定開催」のように、期日を記載したうえで施策のスタート直前に配付・掲出することで、来店・利用促進につなげられます。その際「1日10食限定メニュー」などフックになる目玉商品・企画を訴求すると、より効果的です。
■SNSはスピード感を生かした施策を
即時性が特長のSNSは、商品やイベントを告知する投稿からキャンペーン施策まで幅広い活用方法があります。
まずSNSの投稿時に大切なのは、効果的なキーワード選び。InstagramやX(旧Twitter)などの投稿時にはハッシュタグの選び方が重要です。
チラシと同様、イベントや行事・気候に合わせたキーワードを使うことが大切ですが、「本日〇時までのご来店で○○円OFF」「雨の日限定〇〇サービス」など、チラシよりもさらにタイムリーな訴求を行うと、SNSならではの利点を活かすことができます。
応募ハードルの低いキャンペーン施策も有効です。SNSキャンペーンといえばフォロー&リポスト系を想起する方が多いかもしれませんが、集客・販促に役立つキャンペーンアイデアもたくさんあります。
たとえば「秋の○○イベント来場&投稿キャンペーン」は、イベントの様子を特定のハッシュタグとともに投稿すると、抽選でインセンティブがもらえるという仕組み。
イベント開催前に告知することで、イベント自体の集客アップはもちろん、ハッシュタグ投稿によるアカウントやサービスの拡散にも効果が期待できます。
■店頭POPや装飾のコツ
店舗で行うと効果的なPOPや装飾も、秋冬らしさを直感的に表現できるものがおすすめ。定番の紅葉や秋が旬の食べ物といった装飾はもちろんですが、より具体的に消費者ニーズを刺激するPOP・装飾が効果的です。
たとえば美容系のサロンであれば「夏の紫外線、秋のうちにケアしませんか?」など、秋ならではのお悩みに訴えるキーワードで「秋だから施術を受けたい」という気持ちを引き出します。
夏に受ける紫外線量や秋冬にかけての湿度の低下など、具体的な数値をPOPに記載するのもいいでしょう。
■日本でも定着してきた「ブラックフライデーセール」をうまく活用
11月第4金曜日から開催される、アメリカで定番の「ブラックフライデーセール」。
昨今、日本でもECや家電量販店を中心に盛り上がりを見せていますが、外食業界とも相性抜群。「イカ墨やカレー、黒ごま、チョコレートなど黒い食材や調味料を使った数量限定メニューをお得な価格で」「贅沢具材の人気メニューが○○%OFF」など、ブラックにかけた限定商品や高級食材の大幅値下げで特別感を演出した訴求は有効です。
もちろん、夏や初秋にかけての売れ残り品や、冷え込むと売上が落ちる商品などはセール価格でうまく在庫処理をしていくことも大切。「感謝祭」と銘打って会員や常連限定のファミリーセールを行うのも良いでしょう。
■タイムリーな対応なら「au PAY グロースパック クーポン」が便利
イベントや行事が盛りだくさんでタイムリーな販促が必要なときには、KDDIが提供する「au PAY グロースパック クーポン」がおすすめです。
au PAY グロースパック クーポンは、au PAYユーザーに対してお店独自のクーポンを配信できるサービスです。
集客したいタイミングですぐユーザーに配信できるので「明日から気温が一気に下がりそうなので、客足が鈍らないようにクーポンをすぐ出したい」「イベント前日なのに見込み顧客が少なく急いでリマインドしたい」というときに便利です。
月額利用料は550円(税込)。クーポン利用料は1回ごとに22円(税込)となっており、少ない予算でも簡単に導入できます。
「au PAY グロースパッククーポン」の詳しい解説は、こちらのページに掲載しているので、併せて参考にしてみてください。
au PAY グロースパッククーポン 月額利用料が初月無料!|au PAY
https://media.aupay.wallet.auone.jp/lp/growthpack_coupon/au PAYグロースパッククーポンとはau PAY加盟店のみなさまの集客・売上アップを支援し、アプリ上で店舗のクーポンを配信できるサービスです。お申し込みからクーポン作成までカンタン3STEP。申し込み初月は無料でご利用いただけます。
また、その他のクーポン販促を成功させるためのアイデアもご紹介中です。
au PAY グロースパック クーポンを活用して、この秋冬からクーポン販促を試してみてはいかがでしょうか。
こんな利用条件もあり?クーポン販促を成功させるための10のアイデア
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/1545クーポンによる集客・販促は定番施策のひとつですが、特典や利用条件はさまざまです。例えば、友人紹介を利用条件にすると、ほかの施策より安価に新規顧客を獲得できるかもしれません。 この記事では、「クーポン販促を効果的に行うコツを知りたい」という事業者さまに向けて、こんな利用条件もあるのか!と発想が広がるアイデアをご紹介します。 実際の企業事例も取り上げているので、ぜひ参考にしてみてください。
秋冬ならではの消費者ニーズを掴んで、集客力アップ!
祝日や行事が多く、販促ネタの宝庫とも言える秋冬。この季節特有の消費者ニーズや、本記事で紹介したクーポン施策をはじめとした販促アイデアを参考に、あなたのお店の販促・集客施策を実施してみてはいかがでしょうか。