QRコード決済の導入・維持にかかる費用とは

まず、au PAYなどQRコード決済にかかる費用としては、大きく3つあります。
① 初期導入費用
② 決済手数料
③ 入金手数料
金額は、QRコード決済を提供している会社によって異なります。
導入時に初期費用や決済手数料のキャンペーンをやっている会社も多く、実質費用がほとんどかからないケースもあるので、最新情報を確認しましょう。
その他、インターネット回線の環境を整えないといけない場合は通信費、機材のレンタルやシステム利用に対する月額費用がそれぞれ発生する会社もあるので注意が必要です。
au PAYは今なら導入費用・手数料ともすべて無料
KDDIが提供するau PAYは、今なら導入費用・決済手数料・入金手数料がすべて無料となっています。
決済手数料は、2021年7月31日までは0円(0%)となっています。au PAYの決済手数料は通常3.25%で、2021年8月以降は有料化する場合があります。
(※2020年10月時点の情報です)
au PAYの入金サイクルは?

新しい決済方法を導入する際、心配なのは入金サイクルによって資金繰りに影響を与えることでしょう。au PAYの入金サイクルは、毎月1回か2回のどちらかが基本で、お急ぎの場合は早期振込サービスも用意されているので、安心です。
au PAYの入金サイクルは下記の3つから選択することができます。
① 毎月1回(末日締め⇒翌月末払い)
② 毎月2回(15日締め⇒翌月15日払い・末日締め⇒翌月末払い)
③ 早期振込サービス
1回の振込金額が1万円未満の場合は次に繰り越されます。振込日が土日祝日の場合はその直前の営業日のお振込みとなっています。振込手数料は、au PAYの運営会社であるKDDIが負担します。
早期振込サービスは、1万円を超えた場合、最短2営業日で振込を行うサービスです。1万円を超えない場合は、月末締めで2営業日に振込を行います。早期振込サービスを利用するには別途事務手数料がかかりますが、2021年7月31日まで無料となっています。

キャッシュレス決済は現金を取り扱わない代わりに、入金サイクルが遅いと資金繰りに影響も。法人/個人事業主とも導入対象のau PAYでは、入金サイクルが3つから選べて早期振込サービスもあるので安心です。

au PAYをはじめ、ここ数年で急速に普及したキャッシュレス決済。キャッシュレス決済は、店舗にも消費者にも多くのメリットをもたらします。この記事ではau PAYの特徴と、導入した店舗にとってのメリット・デメリットについて説明します。
QRコード決済他社の導入費用・手数料は?

代表的な他社の導入費用・手数料は下記のようになっています。
・PayPay
(当面)導入費用0円、決済システム利用料0円、入金手数料0円
決済システム利用料の無料期間は2021年9月30日までです。新しく加盟店になる場合、年商10億円以上の法人は有料となっています。また、入金手数料はジャパンネット銀行のみ永年無料でそれ以外は入金サイクルが月1回の場合は無料累計決算金額1万円以上で都度入金の場合は105円(税込み)が掛かります。
・LINE Pay
(当面)導入費用0円、月額費用0円、決済手数料0円
LINE Payの場合、決済方式がいくつかありますが、LINE Pay 据置端末、プリントQR、LINE Pay 店舗用アプリを申し込む場合、2021年7月31日まで決済手数料が無料、2021年8月以降は2.45%(税別)となる予定です。
入金タイミングについて、入金申請受付後、指定口座に振込を行います(即時~翌営業日までの振込)。毎月19日に前月売上金の入金申請を締め切ります。この時、未精算の売上金がある場合は、LINE Payで締めを行い月末に振込します。入金申請は入金手数料1回250円(税込)が発生します。入金申請がなく、LINE Payで締めを行った場合の振込は手数料がかかりません。
初期費用や決済手数料の発生しない今のタイミングが導入のチャンスと言えます。
(※2020年10月時点の情報です)
クレジットカード決済の方が、コストがかかる

QRコード決済以外のキャッシュレス決済と言えば、クレジットカードです。近年キャッシュレス決済サービスを行う企業も増えており、同時に導入するお店も増加しています 。一般にクレジットカード決済を導入する方が、初期費用も決済手数料もかかるため、この点はQRコード決済に優位性があります。
■クレジットカード決済導入にかかる費用
クレジットカード決済を導入する際は、クレジットカードを読み取るリーダーという機械が必要となってきます。導入時には必須なもので端末価格として10~20万程度の金額が掛かります。10万前後のものであればクレジットカードを単純に読み取るものですが、20万前後のリーダーでは電子マネーを読み取ることができます。
また、クレジットカード決済時にはインターネットへ接続されている必要があり、導入していない場合は新たに契約が必要となります。新規契約に掛かる初期費用に加えて毎月の通信費も発生することになります。
■クレジットカード決済の手数料は、一般にQRコード決済より高い
初期費用以外にも当然決済手数料も発生します。クレジットカードの決済手数料は一律で%が決まっておらず、お店の規模や業種によって異なります。飲食店であれば、QRコード決済の方が1〜数%安く済むと言えるでしょう。
相場としての大手のコンビニエンスストアの場合1%前後、百貨店やデパートの場合3%前後、個人が経営する飲食店の場合は4〜7%と大きく手数料は変わってきます。
契約するクレジットカード会社によっても決済手数料は違うので都度確認が必要です。
クレジットカード決済導入には各クレジットカード会社と契約が必要となるため、それが面倒な場合は決済代行会社と契約することも可能です。1つの決済代行会社と契約を行えば複数のクレジットカードを利用することができるようになります。手数料は上記で述べたように公開されておらず、複数の決済代行会社を比較して検討することをおすすめします。
クレジットカード決済を導入する最大のメリットは利用者が多く、高額利用を行うことにありますが、QRコード決済の導入と比較すると初期費用及び決済手数料は高くなっています。
運営するお店の客層や業態を考慮して検討することが肝要です。
QRコード決済の将来性や費用対効果について考える

QRコード決済の普及や認知は広がっており、これからも伸びていきます。
2020年にはスマホ決済市場は約3兆円へと拡大すると予測され、幅広い世代に浸透していきます。
現時点において、au PAYの導入は初期費用・決済手数料・入金費用、全てが無料となっています。無料で利用できる上に、売上管理の容易さ、現金管理の手間を省くコストカット、入出金回数を減らし盗難や紛失などのトラブルの減少、インバウンド需要の取り込みのよる売上UP、お得なポイント還元やキャンペーンによる顧客誘致、多くのメリットが介在するサービスとなります。
クレジットカード決済と比較しても導入のハードルは低くコストも掛からないので非常に費用対効果の高い施策と言えます。
まとめ
この記事では、
・QRコード決済にかかる一般的なコスト
・今ならau PAYは導入費用・手数料すべて無料
・au PAYの入金サイクル
・クレジットカード決済の方がコストかかる
・QRコード決済の費用対効果
について触れてきました。
au PAYは2021年7月31日まで決済手数料が無料(0円)で入金サイクルが3つの内から選べます。無料で顧客増につながる費用対効果の高いサービスなので、導入を行わない理由はありません。この機会にぜひ、ご検討ください。
au PAYの費用と入金サイクルに関するFAQ
■Q:入金サイクルはなぜ重要?
QRコード決済各社で、入金サイクルは様々です。入金されるまで長かったり、都度手数料がかかる場合、資金繰りに影響を与えることがあります。
au PAYの入金サイクルは毎月1回か2回のどちらかを基本に、お急ぎの場合は早期振込サービスも用意されていて便利です。また、振込手数料がKDDI側の負担なのもau PAYの特徴です。詳しくは加盟店様よくあるご質問の「入金」カテゴリの各項目をご確認ください。
※au PAYの早期振込サービスの事務手数料は都度210円(税込)の所、2021年7月31日まで無料
■Q:キャッシュレス決済導入に関する主な費用とは?
QRコード決済を含むキャッシュレス決済導入に関わる主な費用には、読取端末導入などの「導入費用」、決済の都度発生する「決済手数料」、金融機関への入金の際発生する「入金手数料」の3つがあります。
■Q:au PAYでは加盟店になるときに、初期費用は掛かる?
au PAY加盟店に加入するための費用は発生いたしません。ただし、au PAYで決済をするために、通信料などが発生する場合があります。詳しくは加盟店様よくあるご質問の「au PAY加盟店加入費用を教えてください。」にてご確認ください。
■Q:au PAYの導入費用・決済手数料・入金手数料は?
au PAYは、今なら導入費用・決済手数料・入金手数料がすべて無料。決済手数料は2021年7月31日までは0円(0%)となっています。au PAYの決済手数料は通常3.25%で、2021年8月以降は有料化する場合があります。