ワークショップとは?

「ワークショップ」とは、参加者を募って何かを体験したり、共同で作業したりする体験型イベント。一方的に情報を伝える「セミナー」と比べると、お客さまと双方向で対話しながら、楽しく学びを深めることができるため、小規模なお店とのも好相性です。
■ワークショップの主な種類
小規模なお店におすすめのワークショップには、以下のようなものがあります。
ものづくり系
ハンドメイドアクセサリー、クラフト、陶芸など、手先を動かしてものづくりを楽しく学ぶタイプのイベントです。お店で売っているものと関連付けると、集客力をさらに高められます。
アート系
絵を描く、音楽を奏でる、体を動かすなど、表現活動を学ぶためのワークショップです。
ビジネス・教育系
プログラミング・英会話・食育・科学教室など、スキルアップやお子さんの教育を目的としたワークショップ。呼び込みたいターゲットに合わせて内容を決めていくのがおすすめです。
村・町おこし系
地域の伝統工芸・郷土料理の体験など、その地域ならではのテーマで行うイベントです。地域のコミュニティ活性化や認知度アップにもつなげられます。
■ワークショップ開催のメリット
ワークショップは「集客のための手段を増やしたい」「なるべく費用を抑えて宣伝したい」という方にこそおすすめ。主に小規模店舗でワークショップを行うことには、以下のメリットがあります。
お客さまとの関係構築につながる
ワークショップに参加した人は、体験を通してお店や商品の魅力を直接知ることができます。さらに、一緒に何かを体験することでより強い信頼関係を築けるチャンスになります。
店舗独自の強みを持てる
ワークショップを開催することで、ただ商品を買えるだけでなく「魅力的な体験ができるお店」というイメージもつけることができます。これは、他の競合店との差別化にもつながります。
規顧客の獲得機会になる
ワークショップは、お店の存在を知らなかった層にアプローチする絶好の機会でもあります。これまで少なかった層のお客さまに向けたイベントを企画すれば、よりメリットを感じられるでしょう。
【初心者向け】ワークショップのやり方

ワークショップを初めて開催する方向けに、事前の準備から開催までの流れ、さらに大切にしたいポイントを紹介します。
■1. 企画
まず、ワークショップの軸となる企画内容を決めます。 漠然と考えるよりも、以下のポイントを順番に決めていくとよりスムーズです。
WHY(なぜ開催するか)
集客、新しい顧客層の開拓など、開催する目的を考えましょう。
WHO(誰のために行うか)
若年層・子ども連れ・高齢者など、ワークショップのターゲット層を決めます。
WHAT(何をするか)
ものづくり体験・メイク体験など、ワークショップのテーマやコンセプトを検討します。
WHEN(いつ開催するか)
ワークショップを開催する時期を決めます。子ども連れなら連休、主婦向けなら平日の昼間など、先ほど決めたターゲットに合わせた日時にするのがおすすめです。
WHERE(どこで行うか)
自店舗や、近隣の公共・商業施設など、ワークショップを開催する場所を決めます。テーマや内容に合わせて最適な場所を選びましょう。
HOW(どうやって行うか)
これまで決めてきた企画内容をどうやって実現するか、大まかな手立てを考えましょう。
■2. 準備
企画内容が固まったら、いよいよ準備です。お客さまがスムーズに楽しく参加できるよう、入念に進めましょう。
詳細なプログラムの作成
当日のタイムスケジュール、各工程で何を説明し、どのような作業をしてもらうのか、具体的な手順を書き出します。
参加者や売上の目標を決める
参加者数や、ワークショップで目指す売上を検討します。かかる費用に対して収支がプラスになるよう計画しましょう。
必要な物品の準備
材料、道具、備品(テーブル、椅子、照明など)のリストを作成し、開催日までにすべて揃えます。
人員の確保・教育
当日の運営人数を決め、役割分担を明確にします。
リハーサル
日程が近づいてきたら、本番と同じ環境でプログラムを最初から最後まで通してみましょう。時間配分の目安や改善点が見つかりますよ。
■3. 当日
当日は、参加者に心から楽しんでもらえるよう以下のポイントを意識するのがおすすめです。
参加者が楽しく取り組める雰囲気づくり
参加者との会話を楽しみ、笑顔で接することで、ワークショップ全体の雰囲気が和やかになります。
SNSでリアルタイム発信
当日の様子をSNSにアップすることで、参加を迷っていた人や、次の機会を待っている人にアピールできます。
アンケートや感想を聞く
ワークショップの最後に、参加者に直接感想を聞いたり、アンケートに答えてもらったりすることで、次回の改善点やニーズを把握できます。
■4. 振り返り
ワークショップが終了後、すぐに振り返りを行いましょう。以下のポイントをていねいに振り返ることで、回を重ねるごとにクオリティが上がり、集客効果も高まるはずです。
良かった点
参加者の反応が良かった点、スムーズに進行できた点などは、次回以降時間を長めにしたり、宣伝時の目玉として強調すると良いでしょう。
改善すべき点
想定外のトラブル、時間配分ミス、準備不足だった点などを挙げ、次回以降どうすれば解消できるか考えてみましょう。
参加者数、売上などの実績
事前に立てた計画と結果を見比べて、目標を達成できたか振り返ります。
参加者の声
アンケートや参加者に直接聞いた声から、感想を把握し、次回以降の企画内容に生かしましょう。
ワークショップを集客につなげる4つのコツ

■来場者を呼び込む魅力的な事前告知
頑張って計画したワークショップを成功に導くには、存在を知ってもらうための「告知」も重要です。効果的な告知方法をいくつかご紹介します。
SNS活用
InstagramやX(旧Twitter)といったお店の公式SNSを通じて、ワークショップ開催を告知します。イベントに関連したハッシュタグを付けて投稿することで、より多くの人に届けられます。
チラシ・ポスター
店頭にチラシやポスターを掲示して、お店に来たお客さまに直接アピールします。レジ横に置いたり、商品と一緒に手渡しするのも効果的です。
メルマガ・LINE公式アカウント
すでに来店したことのあるお客さまは、告知への反応率も高いはず。「先行予約のご案内」など、特別感のある情報を送ってみましょう。
■参加したくなる特典づくり
実際に告知する際には、「ぜひ参加したい!」と思わせる魅力的な特典を用意しましょう。
早割・友割
早期に予約してくれた方や、友だちと一緒に参加してくれた方を対象に割引を行うことで、参加へのハードルを下げ、早めに一定数の予約を確保できます。
限定プレゼント
参加者限定グッズや、次回使える割引券を配布すれば、参加者の満足度アップやリピーター獲得につなげられます。
■キャッシュレス決済で利便性アップ

ワークショップ当日の満足度アップには、スムーズな決済環境を整えることも効果的です。例えば、キャッシュレス決済を導入すれば、お釣りを用意する手間や、現金の受け渡しにかかる時間を削減できます。
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新規のお客さまを呼び込みたいとき
ワークショップで呼び込みたい層のユーザーに向けた参加料割引クーポンを配信しましょう。
ワークショップから売上につなげたいとき
「ワークショップで紹介した商品が100円引き」など、関連商品の割り引きや値引きが効果的です。
ワークショップからリピーターを獲得したいとき
「ワークショップで使用した商品の関連アイテムが●%OFF」などの配信がおすすめ。次回の来店や、ワークショップで得た体験の深堀りを促します。
ワークショップでお店の可能性を広げよう!
ワークショップは、単なる体験イベントではなく、お店のファンを増やし、集客の課題を解決するための強力な手段です。企画から運営、そして集客までのステップをていねいに進めれば、初めての方でもきっと成功できるはず。本記事で紹介したデジタルクーポンも活用しながら、お店のファンを増やし、店舗経営をレベルアップしていきましょう。