お年玉がキャッシュレスでわたされるようになった背景
スマートフォンやQRコード決済が広く普及し、中高生でも日常的につかえる環境になりました。おこづかいのデジタル化が進んでおり、お年玉もその流れの中にあります。
■スマートフォン・QRコード決済の普及とキャッシュレスおこづかい
子ども家庭庁の「令和6年度青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、中3〜高校生となる15歳以上のスマートフォン所有率は9割を超え、多くの中高生が日常的にキャッシュレス決済をつかっています。
QRコード決済やプリペイド式の電子マネーは、クレジットカードと異なり使いすぎを防げるため、子供への金銭教育ツールとしても注目されています。
全国の高校1年生3,000人を対象に国の金融広報中央委員会がおこなった「15歳のお金とくらしに関する知識・行動調査2023年」によると、おこづかいをキャッシュレスでもらっている人は12.3%に達します。こうした日常的なキャッシュレス体験が、お年玉の渡し方にも影響をあたえているといえるでしょう。
子どものスマホデビューはいつから?スマホを渡す前に確認したい5つのポイント
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おこづかいもキャッシュレスの時代?15歳の12.3%がすでに利用
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/3925キャッシュレス決済が普及する中、子どもへのおこづかいの渡し方も変化しています。金融広報中央委員会「知るぽると」の調査によると、2023年時点で15歳の12.3%が「キャッシュレスでおこづかいをもらっている」と回答。現金を手渡す従来の方法から、スマホアプリでの送金に切り替えるご家庭が着実に増えています。 この記事では、キャッシュレスおこづかいの最新事情やメリット、安心して利用するための注意点なども解説します。
■お年玉でもキャッシュレスが選ばれはじめている
ナイル株式会社が2024年1月に実施した調査によると、お年玉をキャッシュレスでわたした人は全体の約9.1%でした。
まだ少数派ではあるものの、およそ10人に1人がキャッシュレスを選択しています。
日常生活でのキャッシュレス決済の浸透が、お年玉という伝統的な習慣にも影響をあたえはじめているといえるでしょう。
キャッシュレスお年玉のメリット・デメリット
キャッシュレスお年玉には、従来の現金にはない利便性がある一方で、注意すべき点もあります。
導入を検討する際は、双方を理解したうえで判断することが大切です。
■メリット
キャッシュレスお年玉には、次のようなメリットがあります。
・新札やポチ袋の準備が不要
・遠方の相手にもその場で送金可能
・送金履歴が残り管理しやすい
・子供のつかい道を把握できる
現金でお年玉を用意する場合、銀行で新札に交換し、ポチ袋を購入して名前を書くといった準備が必要です。
とくに年末年始は金融機関の営業時間が限られ、ATMの利用に制限がかかることもあります。
キャッシュレスお年玉なら、こうした手間が一切不要で、スマートフォン一つでいつでもどこでも送金可能です。
SNSやアプリを通じて送金すれば、メッセージとともにお金を送った履歴が残ります。
「誰にいくら渡したか」を管理しやすく、翌年の参考にもなるでしょう。
■デメリット
一方で、キャッシュレスお年玉には次のようなデメリットもあります。
・お金のありがたみを実感しにくい
・小さい子供には管理が難しい
・つかいすぎのリスクがある
・出金時に手数料がかかる場合がある
手にしたときに実感が湧きやすいのは、現金のお年玉かもしれません。
とくに小さい子供は、ポチ袋の中身を見たり、外から触って厚みを確認したりする過程で、お年玉のワクワク感を味わいます。
電子マネーは現金のように「財布の中身が減る」という視覚的な影響が少ないため、気づかないうちにつかいすぎてしまう可能性も考えられます。
対策としては、買い物をするたびにおこづかい帳に記録するなど、アナログな方法を併用することが効果的です。
【具体例】au PAYを活用してお年玉を送ろう
キャッシュレスお年玉に興味はあるけれど、「どうやって送金すればいいの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
■お年玉送金にau PAYが選ばれる理由
au PAYは、様々な方法で簡単、便利、おトクにお支払いできる決済サービスです。支払いだけでなく、ご家族・ご友人などのau PAY 残高へ送金することができます。
【au PAY送金サービスの特徴】
・送金手数料が無料
・送金上限額は月50,000円
・セキュリティ対策が充実
・キャンペーンやクーポンが豊富
【2025年最新】au PAYをおトクにつかう・ためる方法を徹底解説
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/1829au PAYをすでに利用している方も、これから使い始めたいと考えている方も、「どうすればもっとおトクにポイントをためられる?」「たまったポイントは何に使うのが良いの?」といった疑問をお持ちではないでしょうか。この記事では、知っておくと役立つおトクなau PAYの活用術を紹介します。ポイントの二重取りテクニック、たまったポイントのおすすめの使い方も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
au PAYは何度送金しても手数料はかかりません。
また、2024年9月には送金上限額が月10,000円から50,000円に引き上げられました。これにより、高校生や大学生など、年齢の高い子供へのお年玉にも対応しやすくなったといえるでしょう。
■ au PAYでの送金方法
au PAYでの送金は、わずか5ステップで完了します。アプリを起動して送金相手を選び、金額を入力するだけです。送金手数料は無料です。
1. au PAY アプリを起動し、画面中央の「送る・受取る」アイコンをタップ
2. 「au PAYで送る」をタップ
3. 送りたい相手を選ぶ
4. 送金金額を入力する
5. 内容を確認し、暗証番号を入力して送金完了
送金相手がauのスマートフォンユーザーでなくても、au PAYをつかっていれば送金できます。
お子さんにおこづかいを渡したりワリカン時の精算など、お年玉以外の日常的な送金にも手軽に利用できて便利です。
なお、送金サービスを利用するには、au PAY アプリ上での本人確認完了またはauじぶん銀行との口座連携をして、au PAY 残高を「au PAY マネーライト」から「au PAY マネー」にする必要があります。
※「au PAY マネーライト」の状態では送金・出金はできません
お年玉シーズンに備えて、事前に本人確認を済ませておきましょう。
au PAYの「送金」サービスが見やすく、使いやすくリニューアルしました!
キャッシュレスお年玉を渡す際の注意点
お年玉関係のトラブルを避けるため、以下の3点に注意しましょう。
・事前に相手(保護者)の了解を得ておく
・メッセージでお正月の挨拶を添える
・年齢に応じた金銭管理のサポートをする
家庭によっては「お年玉は現金で」というこだわりや、子供がスマートフォンを持っていない場合もあります。
とくに小学生以下は親が電子マネーを管理するケースも多いため、事前確認をするようにしましょう。
また、送金時は「あけましておめでとう」などのメッセージを添えましょう。
現金の手渡しで生まれる温かみを補い、遠方の相手とのコミュニケーション手段となります。
お年玉の相場とマナー
キャッシュレスでお年玉を送る場合でも、相場やマナーを把握しておくことが大切です。
ここでは、年齢別の相場と押さえておきたいマナーを紹介します。
■年齢別のお年玉相場
お年玉の金額は子供の年齢によって変わります。一般的な相場を確認しておきましょう。
| 年代 | 相場 |
|---|---|
| 小学生未満 | 1,000円前後 |
| 小学生 | 1,000円~5,000円前後 |
| 中学生 | 3,000円~10,000円前後 |
| 高校生以上 | 5,000円~20,000円前後 |
なお、関係性によっても送るべき適切な金額は変わります。
親から子へ、祖父母から孫へなど、関係が深いほど多めに渡すこともあります。
親戚間でお年玉を渡す場合は、事前に「小学生はいくら、中学生はいくら」とルールを決めておくと、子供同士で金額が不公平にならず安心です。
■お年玉を渡す際のマナー
キャッシュレスお年玉でも、従来のマナーは守りましょう。
まず、縁起の良くない数字は避けたほうがいいとされます。
「4」は「死」を、「9」は「苦」を連想させるため、代わりに「1」「3」「5」などの奇数や、末広がりの「8」といった縁起のいい数字を選びます。
キャッシュレスでも金額設定時にこの点を意識しましょう。
また、お年玉は目上の者から目下の者へ渡すのが基本です。
自分の親や上司の子供にあげるのは失礼にあたることがあります。
どうしても何か渡したい場合は、「お年玉」ではなく「お年賀」や「おこづかい」として、おもちゃや図書カードなどを贈るのもいいでしょう。
お年玉はおめでたい神事が由来のため、喪中の家族には控えるのがマナーです。
故人との関係によって喪に服する期間は異なり、両親・配偶者で約1年、兄弟や子供の場合は3~6カ月が目安とされています。
よくある質問(FAQ)
キャッシュレスお年玉について、よくある疑問にお答えします。
■何歳からキャッシュレスお年玉を始めるべき?
早くて小学生以降が適切といえるでしょう。
幼稚園くらいの小さな子供には、電子マネーの残高表示が読めなかったり、管理が難しかったりするためです。
子供の成長段階やスマートフォンの所有状況に応じて判断しましょう。
■セキュリティ面での注意点は?
送金前に必ず相手の情報(電話番号やID)を確認し、誤送金を防ぎましょう。
なお、au PAYでは1万円以上の送金時に警告メッセージが表示される仕様になっています。
送金後は必ず相手に着金を確認してもらい、万が一トラブルがあった場合はすぐにサポート窓口に連絡することが大切です。
■お年玉の送金に手数料はかかる?
au PAYの送金は手数料無料です。
ただし、キャッシュレス決済サービスによっては、受け取った側が現金として出金する際に手数料がかかることがあります。
au PAYからauじぶん銀行への出金には手数料はかかりませんが、他行への出金は、1回あたり220円(税込)の出金手数料がかかります。
参考:送金・出金サービスについて
今年からau PAYでお年玉を始めてみよう
キャッシュレスお年玉は、従来の現金とは異なる新しいお年玉の形です。
遠方の親戚にもその場で送れる利便性や、送金履歴が残る管理のしやすさなど、さまざまなメリットがあります。
ただし、子供の年齢や家庭の方針によっては現金が適している場合もあります。
事前に相手の親に確認し、メッセージを添えて気持ちを伝えることが大切です。
au PAYなら送金手数料が無料です。今年のお正月は、au PAYを活用したキャッシュレスお年玉にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。





