クーポン配信の効果、確認していますか?

集客や売上アップのためにクーポンを配信したものの「本当に効果があったのかな」「次回以降は何をどう改善すればいいんだろう」と、モヤモヤを抱えていませんか? クーポンは、新規顧客の獲得やリピーターの囲い込みに役立つ便利な販促施策ですが、ただ配信するだけでは不十分。せっかく配信したクーポンを最大限に活用するためにも、配信効果をチェックすることが大切です。
■クーポン配信効果を確認するメリット
クーポンを配信した後、配信結果を振り返って確認することには、以下のようなメリットがあります。
クーポンの集客・売上アップ効果が分かる
効果は「前年の同じ月」や「クーポンを実施していない月」と比べて、どれだけ来店数や売上があがったかなどで確認することができます。また、「新規のお客さまが来店してくれている!」や「再来店してくれた!」といった店舗オーナーさまとしての “肌感”も、クーポン配信効果として重要なポイントとなります。
次回以降の配信に活かせる
配信したクーポンの「閲覧数」「獲得数」「利用者数」「利用数」「取得数」や、クーポン利用者の「年代」「性別」を確認することで、次回以降のクーポン内容やターゲット設定などのヒントが得られます。
クーポン以外の販促施策にも活かせる
普段は“肌感”として把握している来店者の「年代」や「性別」をデータとして確認できるので、データに基づいて今後の販促施策の効果をさらに高めていくことができます。想定とは違った結果となった場合も、“新たな気付き”として店舗経営において重要な意味を持ちます。
■au PAY グロースパッククーポンは分析ツールとしても優秀
au PAY グロースパッククーポンは、デジタルクーポンの配信から効果の振り返りまで、複数のツールを使わなくても完結できるのが大きな魅力。単なる「クーポンを配信するツール」ではなく、配信後の効果を簡単に確認できる「分析ツール」としての側面もあります。クーポンを発行するだけで、利用されたクーポンのデータが自動的に蓄積されていくので、クーポン配信結果を使ったデータ分析が初めてという方にもおすすめです。
管理サイトから確認できるクーポン効果の項目

au PAY グロースパッククーポンの管理サイトでどんなデータを確認できるのか、実際に見ていきましょう。管理サイト「au PAY for BIZ」にログインすると、クーポン配信後に以下のようなデータを見ることができます。
■クーポンごとの利用状況
利用者数:クーポンを利用した人数。同一のお客さまが複数回利用した場合でも「1人」とカウントされる。

閲覧数:クーポンの詳細ページが見られた回数と推移

獲得数:アプリ上でクーポンの「獲得」ボタンが押された数と推移

利用数:獲得されたクーポンのうち、実際に利用された数と推移。同一のお客さまが複数回利用した場合でも、それぞれ「1回」とカウント。

上記のような利用状況を確認することで、「たくさんの人に見られた割には利用につながらなかった」「獲得数は少ないけれど利用率は高かった」など、クーポンごとのパフォーマンスを把握できます。
■ユーザー属性データ
年代別利用者数の割合:クーポンを利用したユーザーの年代別の割合

性別別利用者数の割合:クーポンを利用したユーザーの性別の割合

これらのデータから、狙っていたターゲット層にクーポンが届いていたかを確認できます。想定と異なる結果が出た場合は、次回のクーポン内容やターゲットを見直すための判断材料にすると良いでしょう。
■期間ごとの効果推移(時系列で効果を確認)
期間ごとの利用数の推移から、クーポン利用が集中する曜日や時間帯、季節の傾向などを把握できます。例えば、週末に利用数が増える傾向が見られれば、「次回は週末に合わせたクーポンを配信してみよう」といった戦略を立てる判断材料になります。
データから見る、クーポン効果を最大化するための改善サイクル

管理サイト上のデータからクーポン配信の効果を確認できたら、次は結果を振り返ってみましょう。コツさえつかめば、「クーポン配信 → 振り返り → 改善策を検討 → クーポン配信……」と、効率良く改善サイクルを回して効果を高めていくことができます。
■クーポン配信効果を振り返る際の3つのポイント
配信したクーポンの効果を振り返る際は、次の3つのポイントを意識してください。
1. 思うような効果が出なかった原因は?
クーポンの結果が振るわなかった場合は、「内容や利用条件に魅力がなかったかも」「想定したターゲットの好みと内容がマッチしていなかったかも」など、うまくいかなかった原因を探りましょう。
2. これまでの配信結果の傾向は?
クーポン配信の実績がある程度たまったら、クーポンごとの結果を比較して傾向をつかみましょう。どんな年代・性別の人に使ってもらえたのか・見てもらえたのか、どのくらい閲覧・獲得・利用があったか、閲覧後にどれだけ獲得されたか、獲得後にどれだけ利用されたかなどの結果を比較することで、どんな内容や利用条件のクーポンに効果があるかが見えてきます。
3. 次回以降の配信にどう活かす?
最後に、分析した結果を次回以降のクーポンにどう活かすか検討しましょう。より効果を得られそうなクーポンの内容、利用条件、ターゲット、種類、期間などを考え、「新規のお客さま向けには割引率の高いクーポンを」「季節限定クーポンはもう少し期間を短くしてみよう」といった戦略を立てていきます。
■目的別!効果的なクーポンの「再発行」と「次回設計」のヒント

au PAY グロースパッククーポン(有料)で集客・売上アップを実現している店舗は、一度配信して終わりではなく、何度も発行して検証・改善を繰り返しています。そこで、クーポンの効果をより高めるための再発行・次回配信のアイデアを目的ごとにご紹介します。
新規顧客獲得を強化したいときは「高めの割引を」
今まで来店したことがないお客さまをターゲットに配信するなら、「初回限定30%」「全品500円OFF」 など、割引率や値引き額を高めに設定して来店のハードルを下げましょう。期間も短めに設定し、初回来店の1回のみ利用できる設定にするのがおすすめです。
リピーターを育成したいときは「ファンになる理由づくり」を
継続してお店に来てくれるお客さまを増やしたい場合は、「100円引き」「5%OFF」など控えめな特典のクーポンを定期的に配信するといいでしょう。または、「ランチタイム限定」「雨の日限定」など特定のタイミングに絞った配信も有効です。
客単価を上げたいときは「最低利用金額を高めに設定」
1組あたりの単価をもう少しアップさせたい場合は、「合計2,000円以上の利用で次回全品5%OFF」など、クーポンの最低利用金額を上げてみましょう。ただし、条件を上げすぎると敬遠されるリスクも。理想の客単価と実際の客単価を比べ、現実的なラインを探りましょう。
休眠顧客を掘り起こしたいときは「再来店のきっかけづくり」を
来店が途絶えたお客さまを呼び戻すには、新規顧客と同じくリターンが高めの割引設定で「お得なクーポンがあるからもう一度行ってみよう」と思わせる施策がおすすめ。また今度でいいか、と後回しにされるのを防ぐため、配信期間は短めが良いでしょう。
具体的なクーポンの作成方法はこちらの記事をチェックしてみてください。

マネするだけでOKなクーポンの作り方! 配信タイミングや割引率などおすすめの設定を紹介
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/4429「au PAY グロースパッククーポンで集客を始めたいが、どうやってどんなクーポンを作ればいいのか分からない」とお悩みではありませんか? 本記事では、au PAY グロースパッククーポンの入門ガイドとして、デジタルクーポンの基本的な作り方や、おすすめの設定方法などを分かりやすく解説します。
au PAY グロースパッククーポンの利用を促す情報発信の仕方については、加盟店さまの実例が分かるこちらの記事が役立ちます。

クーポンは配信後が勝負! 使ってもらう工夫を実例とともに紹介
https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/4430集客・売上アップのためにクーポンを配信しているけど、なかなか利用してもらえない……」とお悩みではありませんか? 本記事では、au PAY グロースパッククーポン(有料) の利用率を上げるための実践的なテクニックを分かりやすく解説します。さらに、実際にau PAY グロースパッククーポンによって集客・販促効果がアップしたお店の具体例もご紹介。クーポンを配信するだけで終わりにせず、来店につなげるコツを学びましょう。
■クーポンデータは店舗の運営改善にも活かせる

au PAY グロースパッククーポンの管理サイトに蓄積されるデータは、クーポン配信の改善だけでなく、店舗運営全体の改善にも役立てることができます。
人気の高い商品・サービスの把握
特定のクーポン利用が多かった場合は、そのクーポンで提供した商品やサービスが顧客にマッチしている証拠。「この商品・サービスの販売をさらに強化しよう」など、販売戦略のヒントになります。
顧客ニーズの深掘り
クーポンの利用状況やユーザー属性のデータを分析することで、店舗の主な顧客層はどんな人で、どんな商品を求めているのか、といった顧客ニーズを深く理解できます。
店舗の強みと弱みの再確認
クーポン利用が伸びない場合は「なぜ利用されなかったのか」を考えることで、店舗の強み・弱みを客観的に見つめ直すきっかけになります。
顧客層の把握
クーポン利用者の年齢層や性別は、実際の店舗の顧客層と似ていることがあります。例えば、20代女性向けのクーポンを配信したものの、40代男性の利用が多かった場合、「この店舗は、実は20代女性よりも40代男性から支持されているのかも」といった新たな気づきになるでしょう。この発見をもとに店舗のコンセプトや品ぞろえを見直すのも有効な方法といえます。
クーポン効果の分析で「次の一手」が見つかる!
au PAY グロースパッククーポン(有料)は、クーポンを手軽に配信できるのはもちろん、配信したクーポンの効果を「見える化」することで、お客さまの行動やニーズを理解し、次の一手を考えるためのヒントを豊富に提供してくれる力強いパートナーです。
クーポンを配信して「終わり」ではなく、データを上手に活用することで、クーポン配信だけでなく店舗経営そのものにも良い影響を与えてくれるはず。デジタルクーポンの効果を最大限に利用して、飛躍的な成長を目指しませんか?