海外旅行先の決済事情は国・地域でこれほど違う
海外のキャッシュレス事情は、その国・地域によって大きく異なります。中国・韓国のようにキャッシュレス化が進んだ国もあれば、今も現金が中心の地域もあります。
まずは、主要な国・地域でどんな決済手段が主流なのかを一覧で確認してみましょう。
| 国・地域 | 主流の決済手段 | QRコード決済の状況 |
|---|---|---|
| 韓国 | クレジットカード | QRコード決済も拡大中(Kakao Pay・NPayなど) |
| 中国 | QRコード決済 | Alipay・WeChat Payが普及。外国人向けの短期利用も用意 |
| 東南アジア | 現金+QRコード決済が併存 | GrabPay・GCashなど、国ごとのローカルアプリが主流 |
| ヨーロッパ・アメリカ | クレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス) | QRコード決済は限定的 |
■韓国はクレジットカード大国、QRコード決済も拡大中
韓国は、世界でもキャッシュレス化が進んだ国として知られています。
カフェやコンビニはもちろん、小さな屋台でもクレジットカードが当たり前に使える場面が多く、現金を出す機会はそれほど多くありません。
近年はKakao PayやNPayといったQRコード決済も広がっていますが、これらは韓国語での登録や現地口座が前提になりがちです。
■中国はAlipay・WeChat Payの2強
中国は、現金やクレジットカードよりもスマホでのQR決済が一般的とされています。近年は、外国人旅行者がパスポート登録などで短期間つかえる仕組みも用意されています。
■東南アジアは国ごとのローカルアプリが主流
東南アジアは、現金とQRコード決済が併存している地域といえるでしょう。
シンガポールやマレーシアでは配車サービス由来のGrabPay、フィリピンではGCashなど、国ごとに主流のアプリが分かれています。
これらのローカルアプリは、現地の電話番号や銀行口座を求められることが多く、短期の旅行者がその場で登録するのは簡単ではありません。
■ヨーロッパ・アメリカはタッチ決済(コンタクトレス)が中心
ヨーロッパやアメリカでは、クレジットカードやスマホのタッチ決済(コンタクトレス決済)が支払いの主役です。
店頭の端末にカードやスマホを近づけるだけで、サインや暗証番号なしで支払いが完了する手軽さから、少額のショッピングからカフェ、公共交通までタッチ決済が広く使われています。
移動手段もアプリも国ごとに違う
海外で国ごとに違うのは、お店の決済手段だけではありません。
移動に欠かせない配車アプリや公共交通の支払い方法も、国によって大きく変わります。
「海外ではアプリの事前準備が大事」という意識を持っておくと、現地で慌てずにすみます。
■配車アプリは国で異なる(Uber/Grab/カカオT)
タクシーや配車サービスは、国ごとに主流のアプリが分かれています。
アメリカやヨーロッパではUber、東南アジアではGrab、韓国ではカカオT(Kakao T)が広く使われているとされます。
渡航先で配車アプリを使いたい場合は、その国で主流のアプリを出発前に確認しておくと安心です。
■公共交通の決済は交通系IC・QR乗車券など多様
電車やバスの支払い方法も国によって変わります。
専用の交通系ICカードを買う国もあれば、スマホでQR乗車券を表示して乗る国、クレジットカードのタッチ決済で改札を通れる国もあります。
どの方法に対応しているかは都市によって異なるため、こちらも事前に調べておきましょう。
現地の決済アプリを日本人旅行者が使うのは意外とハードルが高い
「それなら現地のQR決済アプリを入れればいいのでは」と考える方もいるかもしれません。
しかし、海外の決済アプリを旅行者がその場で使い始めるのは、ハードルが高いのが現実です。つまずきやすい壁は、大きく3つあります。
・言語の壁:現地語でしか表示されず、アカウントやカードの登録でつまずきやすい
・チャージの壁:チャージや本人確認に現地の銀行口座・電話番号を求められることが多い
・インストールの壁:日本のアプリストアから入手できないこともあり、知らないサービスへの情報登録はセキュリティ面の不安も残る
旅行のためだけに現地の金融サービスを契約するのは現実的とはいえず、「現地アプリは自分には無理かもしれない」と感じるのも無理はありません。
日本のスマホ決済は海外で使える?主要アプリの対応状況
現地アプリのハードルが高いとなると、気になるのは「日本で使っているスマホ決済は、海外でそのまま使えるのか」という点ではないでしょうか。
結論からいえば、対応している国や地域は限られますが、一部のサービスは海外でも利用できます。
主要なアプリの対応状況を整理してみましょう。
■au PAYは2026年3月から韓国で使えるようになった
au PAY(コード支払い)が、2026年3月から海外での利用に対応しました。
韓国のコード決済「paybooc(ペイブック)」との連携により、コンビニや免税店など幅広い店舗で利用できます。
現地アプリを新たに入れたり登録したりする必要がなく、ふだん使っているau PAY アプリのまま支払うことができ、
さらに、海外での支払いでもPontaポイントがたまります。
スマホ決済が普及している国・地域を中心に、対応エリアも拡大していくでしょう。
国内での利用と同様に海外のお買い物でau PAY(コード支払い)を利用できるように(本人確認済みのau PAYアカウント限定)!
具体的な使い方は、この後の「au PAYのQRコード決済を海外で使う方法」で詳しく解説します。
■au PAY以外の主要スマホ決済の海外対応状況
au PAY以外の日本のスマホ決済が海外で使えるかどうかは、サービスによって異なります。
PayPay:「海外支払いモード」により、韓国や台湾で利用可能。
楽天ペイ・d払い:QRコード決済(コード支払い)としては、いずれも海外でそのまま使えない。
※2026年6月時点
対応する国や利用条件は変わる可能性があるため、海外で使う予定がある場合は、最新の対応状況を必ず各サービスの公式サイトでご確認ください。
au PAYのQRコード決済を海外で使う方法
ここからは、au PAYのQRコード決済を海外で使う具体的な方法を見ていきましょう。
■payboocとの連携で韓国の30万店舗以上に対応
au PAYの海外利用は、韓国のコード決済事業者である「paybooc(ペイブック)」との連携で実現しています。
paybooc加盟店は2026年7月時点で30万店舗以上にのぼり、CU(コンビニ)、Ediya Coffee(カフェ)、Lotte Duty Free(免税店)などで利用可能です。
街なかでは、韓国語で「페이북」(paybooc)と書かれたマークが利用可能店舗の目印になります。
■ストアスキャン方式での支払い手順
韓国でのau PAYの支払いは原則、お店のQRコードを読み取る「ストアスキャン方式」で行います。
手順は次のとおりです。
・au PAY アプリを開き、画面下部の「コード支払い」を選ぶ
・「韓国でau PAYを使う」を選ぶ
・お店の方にQRコードを提示して支払いを完了する
国内での利用と同様に海外のお買い物でau PAY(コード支払い)を利用できるように(本人確認済みのau PAYアカウント限定)!
現地アプリをインストールせずに、普段のau PAYの操作に近い感覚で使えます。
※海外に到着し、はじめてau PAY アプリを開く際には、au PAY 海外コード支払い規約への同意が必要です。同意後、海外でご利用いただけます
※決済金額は、海外決済手数料を含めた取引日時点での為替レートにて計算した金額となります。為替レートは、現地にてau PAY アプリにて表示されます。海外決済手数料は3.85%(税込)。
■Pontaポイントもたまる
au PAY(コード支払い)は海外で使った場合も、Pontaポイントがたまるのが特長です。
日本円換算のau PAY 残高利用額200円(税込)ごとに、1Pontaポイントが加算されます。
たまったPontaポイントは1ポイント=1円相当(不課税)として、提携店舗でつかえます。
au PAYの海外利用は、スマホ決済が普及している国・地域を中心に拡大していく予定です。
つかい方や対応エリアを詳しく知りたい方は、「au PAY(コード支払い)、海外で利用可能に」もあわせてご覧ください。
海外でau PAYを使うために出発前にやっておくこと
au PAYを海外で快適に使うには、出発前に準備が必要です。
「これだけ準備すればOK」という3点を確認しておきましょう。
■eKYC(本人確認)を日本国内で完了しておく
海外でau PAYを使うには、日本国内で本人確認(eKYC)を済ませておく必要があります。
普段からau PAYで支払いをしている方も、念のため確認しておくと安心です。
■au PAY 残高へのチャージ方法を確認しておく
海外での支払いはau PAY 残高から行われるため、残高が不足しないように準備しておきましょう。
出発前に、銀行口座やクレジットカードからのチャージ方法を確認しておくと、現地で残高が足りなくなっても落ち着いて対応できます。
あわせて気をつけたいのが、海外では利用上限額が国内と異なる点です。国内で利用上限額をすでに超過している場合は、海外で利用できないことがあります。
| 1決済当たり | 1日当たり | 1か月当たり | |
|---|---|---|---|
| 利用上限額 | 30万円 | 50万円 | 200万円 |
| その内 海外利用上限額 | 10万円 | 30万円 | 30万円 |
海外でまとまったお買い物を予定している場合は、上限もあらかじめ確認しておくと安心です。
■通信環境を整えておく(au海外放題・Wi-Fi・eSIM)
海外でau PAYのQRコード決済は、支払いの際にインターネット通信が必要です。
海外ローミングのほか、海外用Wi-Fiルーター(※1)やeSIM(SIMカード)(※2)などが選択肢になります。
auの回線を使っている方は、いつものスマホをそのまま海外で使えるサービス「au海外放題」の利用を検討してみましょう。
※1 レンタルWi-Fiをご利用の際は、利用できない場合があります
※2 滞在国以外の事業者経由のeSIMでは、利用できない場合があります
まとめ
海外の決済事情は国・地域でさまざまで、現地のQR決済アプリは言語や口座の壁から、旅行者にはハードルが高いのが実情です。
au PAY(コード支払い)は、現地アプリのインストールや登録なしで、普段使っているアプリのまま、韓国の30万店舗以上で決済できて、さらにPontaポイントもたまります。
出発前にeKYC(本人確認)・残高チャージ・通信環境の3つを準備しておけば、旅先でもau PAYで決済できます。ぜひご利用ください。




