冬の電気代が高くなる理由とは

「冬は夏よりも電気代が高いな」と感じる方は多いですが、その具体的な理由を知っている方は少ないかもしれません。
まずは冬に電力消費が増える仕組みと、実際の電気代の差を統計データで確認してみましょう。
冬に電力消費が増える要因
冬の電気代が高くなる最大の要因は、やはりエアコンやヒーター、こたつなどの暖房です。
夏も冷房を使いますが、外気温との差が大きい冬の方が、より多くのエネルギーが必要です。
また、日照時間が短くなることで照明の使用時間が増え、給湯器の使用頻度も高くなることが、電力消費増加の要因と考えられます。
■夏と冬の電気代比較・冬の電気代っていくらくらい?
総務省統計局の「家計調査」(2024年)によると、冬(1〜3月)と夏(7〜9月)の電気代には明確な差があることがわかります。
2024年1~3月(円) | 2024年7~9月(円) | 差(円) | |
---|---|---|---|
平均 | 10,974 | 10,013 | +961 |
世帯人員1人 | 7,150 | 6,771 | +379 |
世帯人員2人 | 12,044 | 10,732 | +1,312 |
世帯人員3人 | 13,762 | 12,769 | +993 |
世帯人員4人 | 14,092 | 12,997 | +1,095 |
世帯人員5人 | 16,305 | 14,144 | +2,161 |
世帯人員6人以上 | 19,972 | 16,996 | +2,976 |
冬の電気代は、夏と比べて平均約1,000円高くなっています。
世帯人員が多いほど差額が大きくなり、6人以上の世帯では月3,000円近くも差が生じています。
すぐできる!冬の節電アイデア10選

電気代を削減するには、日常生活のなかで実践しやすい方法から始めましょう。
すぐに始められるアイデアから、効果的な節電グッズの活用法までをまとめて紹介していきます。
■エアコン暖房の設定温度を1度下げる
財団法人省エネルギーセンターの調べによれば、エアコンの設定温度を1℃下げるだけで、約10%の電気代を削減できることがわかっています。
環境省が推奨する冬の室温は20℃なので、それを目安に暖房温度を調整するといいでしょう。
重ね着をしたり、ひざ掛けをつかったりすると、低めの設定温度でも快適に過ごせます。
■エアコンフィルターをこまめに掃除する
エアコンフィルターの汚れは、風量を制限し、効率を低下させるため、エアコンの効率を大幅に下げる原因のひとつです。
ダイキン工業の検証実験(※)によると、約3年間掃除していないフィルターを使用したエアコンは、掃除後と比べて48.9%もムダな電力を消費していることが判明しています。
※冷房運転の場合
フィルター掃除は2週間に1度の頻度で行うのが理想的です。
掃除機でホコリを吸い取り、月に1回は水洗いして完全に汚れを落としましょう。
猛暑の夏、手軽にできるエアコンの節電効果を検証せよ!上手な使い方がカーボンニュートラルにも貢献!|ダイキン工業株式会社
https://www.daikin.co.jp/air/life/issue/mission07エアコンの効果的な使い方など、くらしの中の空気に関するお悩みや疑問についてお応えします。このページでは、mission7 エアコンと節電・カーボンニュートラル「猛暑の夏、手軽にできるエアコンの節電効果を検証せよ!上手な使い方がカーボンニュートラルにも貢献!」をご紹介します。
■サーキュレーターで暖かい空気を循環させる
暖かい空気は天井付近にたまりやすいため、サーキュレーターで室内の空気を循環させると、効率的に部屋全体を暖められます。
サーキュレーターの一般的な消費電力は20〜30Wで、1時間あたりの電気代は1円前後です。
au PAY マーケットでは、省エネに役立ち、静音性にも優れたサーキュレーターを豊富にラインナップしています。購入でPontaポイントもたまり、さらにおトクです。

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■加湿器で湿度を保ち体感温度を上げる
冬の室内は、暖房で空気が乾燥しがちです。湿度を50〜60%に保つと、同じ室温でもより暖かく感じられるようになります。
加湿器がない場合は、洗濯物を室内干しする、お湯を沸かす、濡れタオルを干すなどの方法でも湿度が上がり、同様の効果が期待できます。
■家族で集まって過ごし暖房範囲を最小限にする
家族がそれぞれ別の部屋で過ごすと、複数の暖房器具を使うことになります。リビングなどひとつの部屋に家族が集まれば、暖房範囲が狭まり大幅な節電効果が期待できます。
自然と家族のコミュニケーション時間も増え、節電と家族団らんの一石二鳥の効果が得られるでしょう。
■厚手のカーテンや隙間テープで窓からの冷気を遮断する
冬は、部屋から外へ流れ出る熱のうち40%以上が窓から逃げているといわれます。
厚手のカーテンや断熱カーテンをつけるだけでも、室温を効果的に維持できるでしょう。
また、温かい空気が逃げるだけでなく、外から冷たい空気も入ってきています。
窓やドアの隙間から入る冷気を隙間テープで遮断することで、暖房効率がさらにアップします。

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■カーペットやアルミシートで床冷えを防ぐ
床からの冷気は足元を冷やし、体感温度を大きく下げます。厚手のカーペットを敷くことで、床からの冷気を遮断し足元を暖かく保ちましょう。
カーペットの下にアルミシートを敷くと、床暖房のような効果も得られます。足元が暖かくなると全身の血行も良くなり、より効率的に体が温まるため、暖房への依存度を減らすことにもつながります。

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■電気毛布やこたつで部分的に体を暖める
部屋全体ではなく、人間がいる場所だけ電気毛布やこたつで暖める方法もあります。
電気毛布は体に直接触れるため暖房効果が高く、こたつは下半身が集中的に暖まるので全身の血行がよくなります。
これらの暖房器具は消費電力がエアコンに比べて大幅に少なく、効果的な節電につながります。

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■着る毛布・湯たんぽで暖房費を節約する
着る毛布は、袖がついているため動きやすく、家事をしながらでも暖かさを保てます。
湯たんぽは一度温めれば長時間暖かさが持続します。就寝時につかうと、夜間の暖房なしで過ごすこともできるでしょう。昔ながらの知恵を活用した、エコで経済的な暖房方法です。

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■省エネタイプの家電に買い替えを検討する
毎月の電気代を根本から見直すなら、古い家電を省エネタイプに買い替えるのも効果的です。
エアコンは技術の進歩で省エネ性能が大きく向上しており、最新モデルに交換するだけで節電効果を実感しやすいでしょう。購入の際は、資源エネルギー庁が定める「統一省エネラベル」をしっかり確認しましょう。
■au PAY経済圏をフル活用した節約術
au PAYの関連サービスを活用すれば、節電と同時に家計全体の負担軽減を図れます。
【au PAY経済圏の活用方法】
・au PAY マーケット:サーキュレーター、電気毛布などの節電グッズをPontaポイントやキャンペーンでおトクに購入できる。
・auでんき:電気代の支払いでPontaポイントがたまる。
節電グッズの購入から毎月の支払いまで、さまざまな場面でPontaポイントがたまるのがau PAY経済圏の魅力です。
上手に活用して、家計の負担を軽減しましょう。
冬の節電アイデアを実践して家計も環境も守ろう
今回紹介した節電アイデアは、今日から実践できるものもたくさんあります。
一つひとつの工夫は小さくても、継続することが電気代の節約、ひいては環境保護にもつながるでしょう。
暖かさを我慢するのではなく、賢い方法で冬を快適に乗り切り、おトクでエコな毎日を実現してください。